不倫関係じゃないのに責められるのはおかしいと強気の女。外面が良い夫の本性は不倫男だった【２３５】｜岡田ももえと申します

2024-08-20

岡田ももえ

前回の話
夫婦喧嘩の末、娘のほの香ちゃんを連れて家を出て行ってしまった妻のすみれさん。喧嘩のきっかけは夫の良し男さんからの的外れなサプライズでしたが、実はそのサプライズの提案をしたのは良し男さんを狙う同僚のふり子さんでした。仲直りのための相談をふり子さんにする良し男さんでしたが、ふり子さんの巧みな話術で自分はすみれさんにモラハラを受けているかもしれないという思いが強くなっていきます。

外面がいい夫の本性について～外面の良い夫が不倫してました～【２３５】

「外面さん、知っていますか？」神妙な面持ちで話し始めるふり子さん。

「夫の離婚申し立て理由の上位が、妻の精神的虐待なんです」ふり子さんの言葉にドキッとする良し男さん。

「そのくらい妻からのモラハラは多いんです・・・だから自分を責めないで下さい。私は味方です」ふり子さんは、良し男さんがすみれさんにモラハラを受けている前提で話しをし、良し男さんを気遣います。

「それに、私達は不倫関係じゃありません。奥様に責められるのはおかしいです」裏では夫婦関係の破綻を目論みながらも、不倫関係にはなっていないので堂々と主張するふり子さん。

「うん・・・モラハラってやっぱカウンセリングとかかな・・・一緒に治さないと」と、狼狽えながらも夫婦でモラハラに向き合おうとする良し男さん。そんな良し男さんを見ながら、ふり子さんは「もう遅いよ（ハート）」と心の中でほくそ笑むのでした。

「亀裂ができればすぐ崩壊するよ。夫婦なんてっ（ハート）」良し男さんとすみれさん夫婦の関係崩壊は時間の問題だと余裕の表情のふり子さんです。その頃すみれさんは、同僚のマキさんから連絡をもらっていました。