前回の話
「私は・・履かなかった何十枚ものパンツも、靴下も服も病院も・・全部無駄じゃないと思う」ママ友さんにそうキッパリ言われて、うれしさから涙が止まらなかったまちさん、さらに「まちちゃんがことねちゃんの為を思って」頑張ったこと全部、一つも無駄じゃないと思うよ」と言ってくれて・・
触覚過敏「くつ下が履けない」[8-2]無駄ではなくたくさんの思い出
「これまでしてきたこと全部、一つも無駄じゃないと思う」
そう言った後で、
「頑張り屋さんな2人が作った、いっぱいの思い出だと思えば・・大変だったことも、懐かしいなぁって思えるかな、なんて・・」
と言ってくれたママ友さんに、私は涙が止まりませんでした。
「でも、いや、やっぱちょっと勿体ないのかな!?履いてないパンツ!それでランチたくさん食べられるよね(汗)」
「ふふ、ありがとう。なんか、ふふふ・・・そんな風に言ってくれて。確かにデザートもたくさんいけちゃうね(笑)」
「頑張ったんだもんね、そりゃ思い出もたまるよね」
娘が辛いと思うことをわかってあげられない悲しさと悔しさ、時には娘に感情をぶつけてしまうことも・・。
今なら、もっとこうすればよかった。もっと寄り添うことができたら、と思うのですが、あの時はできなかった。
履けなかったたくさんのパンツ、
あれはきっと無駄なんかじゃなく、
娘と作ったたくさんの思い出なんだと思えました。
きっと娘にも辛い思いをさせていたと思います。
そんな中で言葉をかけられ、改めて娘の辛さに向き合うことができたのでした。
※このお話は、ある親子の体験談であり、感覚過敏(触覚過敏)に対する対処法など医学的根拠に基づくものではありません。あくまでも一個人の体験談としてご覧いただけると幸いです。
続きます
ママ広場オリジナルマンガ「くつ下が履けない」は毎日更新します。おたのしみに!
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※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
※この記事は過去に公開したものを再掲しています。
脚本:のきわだ
1児の母。子育てに奮闘中。
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。
編集:ママ広場編集部