前回の話
朝の着替えやお風呂上がり・・やっぱりパンツを履くのを嫌がって大泣きして癇癪を起こすことねちゃんを見て、どうしていいかわからなくなったまちさん、ふと「もしかして本当は我慢できるんじゃないの?」「娘が私を困らせようとしてるのかも・・」と何もできないもどかしさからことねちゃんを責める気持ちに・・。このままではダメだ!と解決策を探す決意をするのでした。
触覚過敏「くつ下が履けない」[4-1]手あたりしだい買ってみて試行錯誤の日々
娘と私の為にできる事を探そう!
そう心に決めた私、
それから、娘が履ける下着探しが始まりました。
「今日はことちゃんのパンツ買いに行こう!」
「こっちゃんの?」
「そうだよ~。可愛いの探しに行こう!」
「やった~!」
『お気に入りのパンツを探してみては?』
そんなアドバイスもあって、いろいろ試してみることに。
サイズが大きい物、オーガニック生地、タグや縫い目が外側にある物と、子ども用だけでなく、大人用のシームレスショーツまで・・
下着の試着ができないので全て購入して試してみました。
娘も好きなデザインを選ぶことは楽しそうでした。
でも・・
「これはどう?」
「いや!はかない!」
「ちょっとだけ・・」
「やぁあああ!!」
結果は全滅・・。
どれも履くことはできませんでした・・。
考えてみればそれもそうですよね。履くこと自体が気持ち悪いのに、デザインで解決するはずがない・・。
そんな単純なことではありませんでした。
ゴムの部分を引っ張って緩くしてみたり、少し切ってみたり・・
なんとか工夫して娘が気持ち悪いと思わず履けるようにならないかと試行錯誤してみたのですがなかなかうまくいかず・・
そしてある夜のこと・・
寝ている娘をじっと見つめながら考えました。
「寝てる間に着替えさせたら・・気づかないでそのまま過ごせるんじゃない?」
そう思って娘に手を・・
「ぎゃあああ!!」
※このお話は、ある親子の体験談であり、感覚過敏(触覚過敏)に対する対処法など医学的根拠に基づくものではありません。あくまでも一個人の体験談としてご覧いただけると幸いです。
続きます
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ママ広場オリジナルマンガ「くつ下が履けない」は毎日更新します。おたのしみに!
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※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
※この記事は過去に公開したものを再掲しています。
脚本:のきわだ
1児の母。子育てに奮闘中。
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。
編集:ママ広場編集部