[16]やばい新人ちゃん|「言ってることがころころ変わってめちゃくちゃ」ヒアリングで露呈した嘘

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前回のお話

自分優先な新人の足立さんは、資料のミスについて修正をお願いしたハルさんをパワハラで訴えました。そのせいで総務からパワハラの件で面談があるとお知らせが来たハルさんは動揺。ともか先輩が「ハラスメントがなかったことは私も証言する」と言ってくれたものの、不安で落ち込むハルさん。面談で聞き取り調査の後、「最後に、営業部の妹尾社員に用もないのにつきまとっていると報告がありますが、身に覚えはありますか?」と聞かれて絶句。疲れ切って会議室を出ると、目の前には妹尾さんがいて、優しく励ましてくれました。部署に戻り、ともか先輩に妹尾さんに励まされたと伝えていると、その近くで聞き耳を立てていた足立さんが次の日から会社に出社しなくなり、それから少しして退職。社内のお知らせで退職を知ったハルさんは驚きました。

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退職した新人ちゃんの嘘で固めた証言がヒアリングで露呈

パワハラの面談を受け、疲れ切って会議室を出ると目の前にいた妹尾さん。「いつも木村さんのこと心配してるから。いつでも話聞くよ」と心配してくれました。部署に戻り、ともか先輩に妹尾さんに励まされたと伝えていると、その近くで聞き耳を立てていた足立さんは、次の日から会社に出社しなくなってしまいました。それから少しして足立さんは退職。社内のお知らせで退職を知ったハルさんは驚きました。

そしてある日。
「はい、経理部木村です」電話に出ると、「ハルちゃん、ちょっと小会議室にこれる?ともかちゃんも一緒に」と公佳さんの声。「はい、伺います」そう言って小会議室に行くと、「連絡遅くなってごめんね」と言われ、「いいえ、そんな。それにしても、足立さんが辞めるって・・」と言うと、

「実はね、ハルちゃんと同じ日に、足立さんにもヒアリングしたんだけど。話を聞いても言ってることがころころ変わるし、めちゃくちゃで・・」やれやれと呆れたように言う公佳さん。どうやらヒアリングでは、「木村さん」じゃなくて「鈴木さん」と言っていたようでした。

そして、「実は、村岡の方からは足立さんに対する苦情も来てて・・」公佳さんにそう言われ、「村岡・・って、1課の村岡さんですか?」とたずねると、「そう・・。あ、ハルちゃんは知らないか」そう言われて「???」がいっぱいに。

すると、「村岡さんと公佳さん、ご夫婦なのよ。ね!公佳さん」とともか先輩に聞いて「えぇー!!」と驚く私。「私は旧姓で仕事してるし、あまり公にはしてないから、知らない人も多いんだけど」と笑顔で言う公佳さん。

「足立さんがね、私が村岡や妹尾くんを狙ってるって言い出して」公佳さんの言葉を聞いて「えぇっ!」と驚く私に、「狙ってるも何も、村岡は夫なんだけどさ。知らなかったみたいで」と公佳さんはヒアリングの様子を思い出していました。

足立さんが辞めてしまってから少し経った時のこと。公佳さんに呼び出されて小会議室に行ったハルさん。実は、ハルさんが面談した日に、同じように足立さんに対してもヒアリングを行ったものの、「話を聞いても言ってることがコロコロ変わってめちゃくちゃで」と呆れる公佳さん。「村岡からは足立さんに対する苦情も来ていた」と公佳さんが言うと、「村岡・・って、1課の村岡さんですか?」とハルさんがたずねると、「あ、ハルちゃんは知らないか」と言われ「?」がいっぱい。すると「村岡さんと公佳さん、ご夫婦なのよ」と言われてビックリ!どうやら足立さんも知らなかったらしく、「公佳さんが村岡さんを狙っている」と足立さんが言い出したようで、「狙ってるも何も、村岡は夫なんだけどさ」と呆れながら呟きました。

彼がいたはずの足立さんは、とにかく妹尾さんに関わっている人を疑ってかかっていたようですね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。

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