「私たちは本当に大切なもの守ろうね」親友同士で誓い合う

サツキがやって来てアンナのことを話してくれました。アンナの両親が亡くなり、アンナは単身用のアパートで暮らしていると知り驚きました。アンナの華やかなSNSでのデートも、支払いはすべてアンナと聞き、カフェでお金を持っていなかった様子を思い出した私。サツキが「まだ借金が残ってるみたいなの」と言った後、みんなにお金を借りたりしていたものの、誰にも相手にされなくなってしまったと寂しそうにいいました。
そして、「それからりりちゃんに会いに行ったみたいなんだけど、もう、元旦那さんにも新しい奥さんがいて・・りりちゃんもアンナのこと覚えてなかったみたいで」サツキが静かに言いました。

「・・そんな」と絶望的な気分になる私に、「これだけ聞くと、すごく可哀想に思うかもしれないけどさ・・」とサツキ。

「ぶっちゃけ私は自業自得だと思ってるよ。自分の大切なもの自分から手放して・・好きなように生きた結果だもん」そう言った後で、「今になって、無くなった大切なものに気づけたんじゃないかな」

「と・・いうか気づいてほしい。とりあえず、フミは可哀想でもお金は貸さないようにね。産まれてくる子どもの事だけ考えて」と言いました。

サツキにそう言われ、「わかった。教えてくれてありがとう」と話した私たちは、「本当に大切なもの守ろうね」「うん、そうだね」と2人で意見を交わしたのでした。
両親が亡くなって、家を売ったお金も遊びに使ってしまい、まだ借金が残っているというアンナさん。りりちゃんに会いに行ったところ、元旦那さんとりりちゃんにも新しい家族が。りりちゃんもアンナさんを覚えていなかったと言われ、寂しい気持ちになりますが、サツキさんの言う通り、アンナさん自身がこれまでしてきた選択の結果。フミさんとサツキさんには、本当に大切なものを守り抜いてもらいたいですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:きちやん
人生2回目なの?と思うようなしっかり者の長女けいと、のんびりマイペースな長男ひかと、優しい夫との日々を描いてます!