「まだ借金が残ってるみたいなの・・」急変した友達の背景を知る

「今日は、フミに会えてよかった~」カフェでハンバーガーを食べながら笑顔で話すアンナは、自分のことばかり話した後、「私もう行かなきゃ!」と帰って行きました。「なんか・・アンナ雰囲気変わったな」と呟いた後、サツキに連絡すると、「え??大丈夫だった?」という返信に「え?何が??」とこちらがビックリ!サツキに直接会って、詳しく話を聞くことにしたのでした。
「アンナさ・・今、単身用のアパートで暮らしてるんだって」サツキにそう言われ、「え?実家は?」驚いてたずねると、「それがさ、ご両親が亡くなっちゃって・・」と言い、

「え・・」と驚くと、「フミ覚えてる?アンナが男の子たちと遊んでたの」と言うナツキに、「あっ、うんSNSでも見てたよ」と答えると、「あれさ、全部アンナが支払いしてたみたいで」

「え・・」驚いて声を失う私に、「生活水準を変えられなかったんだろうね。どんどんお金無くなって・・両親亡くなってから家を売って、そのお金で遊んでみたいで」サツキの言葉を聞いて、「あ・・だから・・」と雰囲気が変わっていたアンナのことを思い出しました。

私の様子に気づいたサツキが、「ん?何かあった?」と言い、「お茶する時にお金持って無かったみたいだったから」そう答えると、「そっか。まだ借金が残ってるみたいなの・・」とサツキ。

「だから、みんなに連絡してお金を借りたりしてるみたい」サツキの言葉に「知らなかった・・」と驚く私。「今は誰にも相手にされてない感じで・・。で・・寂しくなって・・」寂しそうに一人で佇むアンナの姿が思い浮かんだのでした。
アンナさんのことをサツキさんに聞くことにしたフミさんは、アンナさんのご両親が亡くなり、アンナさんは単身用のアパートで暮らしていると知り驚きました。アンナさんの華やかなSNSでのデートも、支払いはすべてアンナさんだと知り、カフェでお金を持っていなかった様子を思い出したフミさんに、「まだ借金が残ってるみたいなの」と伝えたサツキさんは、みんなにお金を借りたりしていたものの、誰にも相手にされなくなってしまったアンナさん。生活環境の変わりように追いつけなかったんですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:きちやん
人生2回目なの?と思うようなしっかり者の長女けいと、のんびりマイペースな長男ひかと、優しい夫との日々を描いてます!