[11]恋愛脳な自己中女友達|「財布とか全部忘れて来ちゃった!」変わり果てた友達が妊婦の私に無心

アイコンイメージ
前回のお話

大学のサークル仲間だったアンナさんから、「パート先で知り合った男性と浮気している」と知らされたフミさん。ご主人に「フミと会う」と嘘をついて会っていると知り、浮気の協力を断固拒否するフミさん。すると、仲間との飲み会で、アンナさんがフミさんの悪口を言いふらしていると知り、フミさんがアンナさんに電話したところ、妻と仲良くする頻度を考えて、とご主人に言われ絶句。それから1年後、サツキさんにバーベキューに誘われて参加したフミさんは、SNSで見て来ちゃったとアンナさんと遭遇。ご主人にボイスレコーダーを仕込まれて浮気がバレて、彼に結婚しようって言われたからと、りりちゃんの親権もご主人に渡して離婚。彼と結婚したのかと思いきや、「旦那と別れたら熱が冷めたっていうか・・なんか、ちょっと物足りなくなって別れた」と笑いながら言う姿に絶句するフミさんは、「今は実家でパパとママと暮らして、毎日いろんなお友だちと遊んでる」と聞き、「そういえばお金持ちだった・・」とビックリ。2人で話すと「あの時ごめんね。許してくれる?また遊んでくれる?」と謝るアンナさんは、そう言って迎えに来た友達と去って行きました。

1話目から読む

「アンナは今幸せなんだよね」心配と不安が拭い切れない

離婚して彼氏とも別れ、娘りりちゃんの親権は元ご主人にあるというアンナは、実家に帰って両親と暮らし、いろんな友だちと毎日遊んでいると話しました。そういえばアンナの家はお金持ちだったと思い出した私。その後アンナと二人きりになると、「フミごめんね。あの時すごい必死だったでしょ。もう許してくれる?また遊んでくれる?」そう言われて、「え・・あ・・うん」としか答えられなかった私に、「よかった!そのために来たんだ~」と満面の笑みを浮かべるアンナ。そして、一台の車から降りて来た男性2人組に声を掛けられ、「みんなお疲れ~」そう言ってアンナは颯爽と車に乗り込みました。

車に乗り込んだアンナをぼーっと見送った後、「・・アンナは今、幸せなんだよね」と呟く私に、「う・・ん。表面上はそうなのかな・・」と答えるサツキに、「と・・とりあえず仲直りしたみたいだね」と言われ、「う・・ん」と答えました。

それから数か月後のこと。「#デート」「#記念日」「#キレイね」次から次へとSNSに投稿されるアンナと「お友だち」の写真を見て、「・・アンナ」と呟く私。それからアンナとは自然と疎遠になっていきました。

それから数年が経った時のこと。買い物していた私に、「あれ?フミ?」という声がして見ると、「え・・?」と思わず声が。

「やっぱりフミだ!元気?ねぇねぇちょっと話しない?カフェ行かない?」と言うのは、変わり果てた姿のアンナ!!「あ・・うん」驚きながらそう答えると、「私ったら、いつもご馳走してもらうから財布とか全部忘れて来ちゃった!今度返すから今日、フミいい??」そう言われて、

「え?あぁ、うん、大丈夫」そう答えてそのままカフェに。
「ありがとう。じゃ、私ちょっとお腹すいてるから~」そう言ってアンナは真剣にメニューを見つめました。

「お友だち」に迎えに来てもらい、颯爽と去って行ったアンナさんを見て、「・・アンナは今幸せなんだよね」と心配になるフミさん。それから数か月後、いろんな「お友だち」と「#デート」「#記念日」と言った写真をSNSに投稿しまくるアンナさんを見て心配になるフミさん。さらにそれから数年後、「あれ?フミ?」と声をかけられて見ると、変わり果てたアンナさんの姿が!そして、カフェに行かない?と誘われるも財布を持っていないアンナさんは、カフェに着くなり、「私ちょっとお腹すいてるから~」とメニューをじっくり見始めたのでした。
変わり果てたアンナさん、本当にお腹がすいている様子で心配になってしまうほどですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:きちやん
人生2回目なの?と思うようなしっかり者の長女けいと、のんびりマイペースな長男ひかと、優しい夫との日々を描いてます!

この記事をSHAREする