[3-1]夫に離婚を切り出された私|義母からの言葉がつらい。私の役目は子どもを産むこと。
夫のつかさはエリートサラリーマンだった。たくさんの人から祝福を受けた結婚式。いつまでもこの人とずっと一緒に。そう思っていた。
ツカサはゆくゆくは長男として実家の稼業を継ぐことが決まっていた。もちろんそれは知っていた。ゆくゆくは実家で同居することも。愛する人と一緒にいるだめに同居には自分なりに納得していた。ただ1つのことを除いては・・。
「カオルさんには絶対に跡継ぎを産んで欲しいの。」結婚式の当日にも義母はその話をした。式場でその話をされた時は私は笑うしかなかった。
「大丈夫だよ。まだ時間はあるだろ?」つかさは、義母を諭してくれたけれど、その言葉を私は義母と会うたびに言われるようになったのだ。
夫の実家に帰る度に「妊娠の報告じゃないのね?」と嫌味を言われ続けた。「授かりものですから・・。」そう答えるのがやっとだった。
「ねえ、分かってるの?あなたの役目!?何のために結婚したのよ!」なかなか子どもが授からない私に義母はどんどん強く当たるようになっていった。私だって子どもが欲しい。ただただ義母に謝ることしかできなかった・・。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:和栗ぐり
長女みーちゃん、長男はーくん、1歳7ヶ月差の年子姉弟の日常を描いてます。