[3]無自覚夫|初日で遅刻。「子持ち様」って言われるかも。不安でいっぱいの私を上司が優しく受け入れる

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前回のお話

妻アズサさんの職場復帰初日。家族の朝食準備、片付け、娘リコちゃんの登園準備、そして自分の出勤準備にバタバタのアズサさんとは対照的に、育児は協力するという約束で保育園の送りを頼んでいる夫カズヒデさんは「待ってあげてる」というスタンスで「まだ?遅刻するんだけど」とイライラしているだけ。ギリギリ準備できたリコちゃんが泣き止まないと、「泣いているから無理」と言って、自分だけサッサと出勤してしまいました。「え?うそ?本当に行ったの?」と驚くアズサさんは、何とかリコちゃんを保育園に連れて行かなければ!と必死に自転車に乗せようとするも、泣いてばかりのリコちゃん。「嫌でも乗って!」と懇願するも、泣きやまないリコちゃんを見て、「どうしよう。初日なのに遅刻する・・でも・・電話しなきゃ」と思いました。

1話目から読む

「自分だけ準備して手伝ってくれない」協力しない夫を思い涙が滲む

職場復帰初日のこと。カズヒデがリコを保育園に連れて行くはずだったのに、何も手伝わず待ってるだけで、「泣いてるから」と先に家を出てしまい呆然。「リコを置いて行くなんて・・!」と思いつつ、とりあえず急いで保育園に向かおうとリコを自転車に乗せることに。泣き叫んでなかなか自転車に乗らないリコちゃんを見て、「嫌でもお願い!乗って!」と言うも変わらない状況に、「初日なのに遅刻・・どうしよう」と思いながら、会社に電話することにしました。

「申し訳ありません。少し遅刻します」会社に電話をかけてそう言うと、電話越しにリコちゃんの泣き声を聞いた上司が、「あらあら、お子さん大丈夫?ゆっくりでいいからね!」と優しく声をかけてくれ、「ありがとうございます。本当に申し訳ないです・・。保育園に送ったらすぐに向かいます」リコちゃんの泣き声に負けない声で、上司にそう伝えました。

そして、「もう、抱っこで行こう!今日は抱っこ!」そう覚悟を決めた私。「初日で遅刻なんて・・『子持ち様』って言われるかも・・」そう思うと涙が。

カズヒデはどうしてあの状況で自分だけ会社に行けるの?朝は送っていくって言ったじゃん・・。そう思いながら、リコを抱っこして保育園へと急ぎました。

何とか会社に到着した後、「申し訳ありません。遅刻しました」そう言って頭を下げると、「大丈夫、大丈夫。お子さんは大丈夫だった?」と上司が言ってくれ、「はい、ありがとうございます。ご心配おかけしました」とお礼とお詫びをしました。

その後、やっと自分のデスクへ。
「明日もこんな感じだったらどうしよう・・」そう思いながら、「朝だって自分だけ準備して、リコの準備も手伝ってくれないのに・・」カズヒデのことを思うと、どうしたらいいのかわからず、また涙が出てきたのでした。

なんとかリコちゃんを保育園に送り、会社に到着したアズサさん。申し訳ない気持ちでいっぱいの所を、優しく受け入れてくれた上司の言葉!ありがたさに救われた後、カズヒデさんの協力もなく、自分で調整もできないもどかしさでいっぱいになってしまいまよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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