[11]口だけ夢追い夫と過保護義母|「反省した?」離婚を考える妻に夫が送った的外れなメッセージ

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前回のお話

小説家になると言って突然仕事を辞めてきた夫フミヤさんは、最初こそ執筆活動を頑張っていたものの、次第にゲームばかりするように。フミヤさんの夢を応援しようと思っていた妻のナツさんは半年間の期限付き、家事はフミヤさんがメイン、執筆は毎日する、という条件でフミヤさんを支えるつもりでしたが、毎日ゲームばかりで執筆も家事もしないフミヤさんにイライラを募らせ「約束は守って」と咎めました。ナツさんの苦言にへそを曲げたフミヤさんは、実家に帰り義母に告げ口。息子を溺愛する義母は何もしないフミヤさんを庇い、「妻のくせに夫を支えようとしないなんて何様のつもり?」とナツさんを責めました。フミヤさんが実家に帰り、一人になったナツさんがフミヤさんのいない生活に快適さを感じていると、フミヤさんの勤めていた会社から電話がかかってきました。「小説に専念するから退職した」と言っていたフミヤさんですが、実は後輩に先を越されたことに腹を立て会社に行かなくなっていたのでした。まさかの事実を知りナツさんは愕然。フミヤさんに『本当の退職理由を知りました』とメッセージを送りますが、既読にはなったものの返信はなし。フミヤさんの無責任さに呆れてしまうナツさんでした。

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離婚を考え始めた妻に「反省した?」と的外れなメッセージを送る夫

小説家になると言って突然仕事を辞めてきたフミヤを支えていた私ですが、実はフミヤはまだ正式に退職しておらず、後輩に先を越されたことに納得できなかったフミヤがただ無断欠勤しているだけだったと知り愕然。私が本当の退職理由を知ったことを実家にいるフミヤにメッセージで伝えたものの、フミヤは既読スルー。
数日後。会社でのランチ中に、私とフミヤの事情を知っている後輩のカナちゃんが「旦那さん、あれから連絡あったんですか?」と聞いてきました。「ううん。戻ってくるかもわからない」と答えると、「戻ってきたら、どうするんですか?」と聞かれ、考えた私は「もう、フミヤと一緒に暮らす未来は想像できないかな」と答えました。

カナちゃんの言葉でフミヤとまた一緒に暮らすことを想像してみると、「正直、家を無駄に散らかしたり、ゲームの騒音を出したり、『お茶入れて』『ちょっとあれ取って』とか、いろいろ言ってくる人がいないとすごい快適なんだよな~』と、フミヤが実家に帰ってからの数日間がいかに快適だったかをしみじみと思い出してしまう私。

「え、じゃあ離婚する感じですか?」とカナちゃんに聞かれ、「実は、それを今考えてて・・」と話していると、ちょうどフミヤからメッセージが届きました。「あ、フミヤからメッセージだ」と私が呟くと、「うわぁ・・」とカナちゃんがあからさまに嫌そうな顔。

フミヤから届いたメッセージは『そろそろ反省した?明日の夜、母さんと一度そっち行くから準備しとくこと』となぜか上から目線。「ねぇ、見て、コレ」とカナちゃんにメッセージを見せると、「うわー。ナツさんが謝る前提なんですねぇ。しかも、母親連れてくるって」とドン引き。

「自分勝手で幼稚でマザコン・・ナツさん、どこが良くて結婚したんですか?若さにやられたんですか?」と冗談っぽくカナちゃんに言われ、「・・聞かないで」と苦笑いするしかない私でしたが、「でも、コレ見たら迷いもキレイさっぱり消えたわ」と清々しい気持ちに。すると、カナちゃんが唐突に「ねぇ、ナツさん。私、明日暇なんです」と言ってきたので、私は「え?」とキョトンとしました。

フミヤさんが実家に帰り、連絡もないまま数日が経過。ナツさんは、ここ数日のフミヤさんがいない生活を快適だと思っている自分に気付き、フミヤさんとの離婚を考え始めていました。そんな時にフミヤさんから届いた『そろそろ反省した?明日の夜、母さんと一度そっち行くから準備しとくこと』という上から目線のメッセージ。いつも話しを聞いてくれていた後輩のカナちゃんにそのメッセージを見せると、「ナツさんが謝る前提なんですねぇ。しかも母親連れて来るなんて・・」とドン引き。フミヤさんのメッセージを見たナツさんは「コレ見たら迷いもキレイさっぱり消えたわ」とスッキリした表情で言いました。
反省するところだらけのフミヤさんがなぜ上から目線でナツさんに反省を求めるのか・・理解ができませんね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
みぃくんのママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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