[8]家で一番偉いオレ|家事育児は妻の仕事。毎日会社に行く以外は自由に振舞う夫の行動を問い詰める妻

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前回のお話

育休中のアヤサさんは、2歳と0歳の兄弟を最優先で毎日育児を頑張っています。そんなある日、夫ユキヒロさんに「そろそろ俺を1番に考えて欲しい」と言われて驚きます。実家では父親がいつでも最優先だったというユキヒロさんは、結婚したら自分が父親のように扱われるものだと思っていたと言います。それなのに結婚して家庭を持ったら子どもたちが優先されているのは不公平で、それでもずっと我慢しているというのです。アヤサさんは、自分がイヤだった我慢を子どもたちにさせたいのかとユキヒロさんに聞きますが、とにかく家で一番エライのはオレだという主張が止まらないユキヒロさんです。アヤサさんは、これからも子ども優先を変えるつもりは無く、むしろユキヒロさんにももっと子どもたちを優先してほしいと逆に訴えました。

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休日になると都合よく体調不良で寝ている夫

身の回りのことは黙って座っているだけで何でも義母にしてもらっている義父のように、自分を1番に考えて優先して欲しいと訴えるユキヒロに、自分の行いを顧みてもらおうと私も訴えました。仕事で遅くなると「1円でも多く稼いだ方がいいだろ」といつも言われるけど「1円だったら早く帰ってきて欲しいんだよね。ってか、そこまで豪語するなら本気で養うくらい稼いできてほしい。」

普段のユキヒロは、付き合いがあって遅くなるということが度々あるし、残業だと言いながら酔って帰ってくる、そして休日になるたびに体調悪いと言っずっと寝ています。

私にそう言われて、ユキヒロは「それは会社の付き合いとか・・・具合が悪いのは仕方ないだろ?」とばつが悪そうに言いました。もちろん、仕事の付き合いが大切なことはわかっています。残業の帰りに同僚と少し飲もうとなることだって想像できます。だから私はユキヒロに何も言ってきませんでした。でも本当は私だって色々思うところがあります。

平日は毎日元気で「付き合い」にも応じられるのに、週末になると必ず体調が悪くなって起きてこない。私は毎日ユキヒロの夕飯を作っていても、何の連絡もなく「仕事」でベロベロに酔って帰ってくるから無駄になったことだって数知れない。それに対して、私が何も思っていないとでも思ってるの?
私の言葉を聞いて、ユキヒロは意外なようでした。

想定外の私の気持ちに困惑した様子のユキヒロに、私は「ユキヒロ的には仕事、私は家事育児って分担があると思ってるかもしれないけど、私が睡眠不足になっていたり、全然休めてないって気づいてた?」これまで口にはしなかったけれど本当はモヤモヤしていた私の気持ちでした。

ユキヒロさんに仕事の付き合いや残業、会社の人と飲んで親睦を深めるなどがあることを理解し、心の底ではモヤモヤしながらも何も言わなかったアヤサさんは、誰にも代わってもらえない、予定通りにはいかない2人育児をこなしています。夫婦で分担があるのだとしても、子育ては夫婦でするものですし、お互いへの理解が大切ですよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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