[7]家で一番偉いオレ|2歳0歳ワンオペ妻に後回しにされ「ずっと我慢してる」と言う夫

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前回のお話

現在育休中で2歳と0歳の兄弟のお世話に毎日手一杯の妻アヤサさんは、「そろそろ俺を1番に考えて欲しい」と夫ユキヒロさんに言われ、よく聞いてみると、実家では一番父親が偉く、何でも母親にしてもらっていたように、自分も結婚したら父親のように扱われると思っていたのに、実家でも我慢、結婚したら子ども優先で不公平だと主張しました。なぜ義父が一番偉かったのか聞いてみると、長男で、家族を養っていて・・・と、しどろもどろ。そこでアヤサさんが育休を交代しよう、自分が稼いで一番偉くなると言うと、長男じゃないからダメと抗うのでした。アヤサさんは、子どもの頃に実家で父親優先だったことを我慢していたというユキヒロさんに、同じ気持ちを自分の子どもにもさせたいのかと聞きました。

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むしろ夫にも子どもを優先して欲しいと思う妻

子どもの頃に家で父親優先の生活に我慢していたというユキヒロに、同じ思いを自分の子どもにさせたいのかと聞いてみると、「え?」と驚いたようです。

「だから、その思いをこの子達にもさせようとしているの?」私は両隣で静かに食事をしながら夫を見つめる息子たちの真ん中で、もう一度夫に尋ねました。「だって・・・俺の家では・・・」またそれ?このままでは堂々巡りです。「あのさ、俺の家、俺の家って言うけどさ」と私は少し呆れて言いました。

「あなたの家は今ここなんだよ?で、私は子ども優先にしたいの。」いい加減に、結婚して2児の父親だと自覚して欲しい。「食事だってまず子ども。お風呂も子どもから。子ども優先にしたいの。それってダメ?それはユキヒロにとったら不公平なことなの?」と問い詰めました。

ユキヒロは、「だから・・・今まで我慢して・・・」とまだ言います。「うん。これからも変えるつもりないから我慢して。」と言いました。ユキヒロは驚いていましたが、「子どもが成長するまでは子ども優先で考えていきたい。」と、キッパリ宣言しました。今まで我慢したって言うけど、ナツキはまだ0歳なのに。

夫に少しがっかりした気持ちになりつつ「むしろ私はユキヒロにもっと子ども優先になって欲しいよ?」と言いました。「だってユキヒロは『1円でも稼いでくれたらいいだろ?』みたいなこと言うけどさ。」と、会社から遅く帰ってきたユキヒロがいつも言うセリフに思うところがある私。普段から不満に思っていたことをこの際伝えようと思いました。

ユキヒロさんは自分も子どもたちの世話をする立場だと早く気づいて欲しいですね。アヤサさんが2人の子どもたちのお世話に奮闘していることで、自分の事をやってもらえない不満は『我慢』ではないですよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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