むしろ夫にも子どもを優先して欲しいと思う妻

子どもの頃に家で父親優先の生活に我慢していたというユキヒロに、同じ思いを自分の子どもにさせたいのかと聞いてみると、「え?」と驚いたようです。

「だから、その思いをこの子達にもさせようとしているの?」私は両隣で静かに食事をしながら夫を見つめる息子たちの真ん中で、もう一度夫に尋ねました。「だって・・・俺の家では・・・」またそれ?このままでは堂々巡りです。「あのさ、俺の家、俺の家って言うけどさ」と私は少し呆れて言いました。

「あなたの家は今ここなんだよ?で、私は子ども優先にしたいの。」いい加減に、結婚して2児の父親だと自覚して欲しい。「食事だってまず子ども。お風呂も子どもから。子ども優先にしたいの。それってダメ?それはユキヒロにとったら不公平なことなの?」と問い詰めました。

ユキヒロは、「だから・・・今まで我慢して・・・」とまだ言います。「うん。これからも変えるつもりないから我慢して。」と言いました。ユキヒロは驚いていましたが、「子どもが成長するまでは子ども優先で考えていきたい。」と、キッパリ宣言しました。今まで我慢したって言うけど、ナツキはまだ0歳なのに。

夫に少しがっかりした気持ちになりつつ「むしろ私はユキヒロにもっと子ども優先になって欲しいよ?」と言いました。「だってユキヒロは『1円でも稼いでくれたらいいだろ?』みたいなこと言うけどさ。」と、会社から遅く帰ってきたユキヒロがいつも言うセリフに思うところがある私。普段から不満に思っていたことをこの際伝えようと思いました。
ユキヒロさんは自分も子どもたちの世話をする立場だと早く気づいて欲しいですね。アヤサさんが2人の子どもたちのお世話に奮闘していることで、自分の事をやってもらえない不満は『我慢』ではないですよね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。