結婚前に知っていれば選ばなかったかも

2歳と0歳の息子たち優先の生活が不公平だから自分優先にして欲しいと言い出した夫に「無理。むしろユキヒロにも子どもたちを優先して欲しい」と言った私。平日は元気で頻繁に酔っぱらって帰宅するのに休日になると決まって体調が悪くなりいつまでも起きてこなくても、仕事の付き合いもあると思い何も言ってきませんでした。そんなユキヒロは私がいつも子どもたちのお世話で寝不足だし全然休めていないことなどお構いなし。私が「ちょっと助けて欲しい」とお願いしても、いつもゴロゴロしたまま「それはアヤサの仕事だろ」と言って何もしてくれません。

そんなユキヒロを、まだ優先しろって、本気で言ってるの?2人ワンオペ育児中の私には、義母が義父を優先してなんでもお世話するようなこと、気力も体力もなくて無理。「それにも気づいてないんだよね?ユキヒロは。」私が言うと、ユキヒロは何も言い返せずに黙っていました。

私はユキヒロが父親が偉くて優先だったと繰り返す「俺の家」の主張にも反論しました。「私の家では子ども優先で考えてくれた。お父さんは家事も育児もちゃんと当事者意識持ってた。」

私の両親はいつも笑顔で私を見てくれていました。もしかしたら私の前では見せずに夫婦喧嘩があったかもしれないけれど、家の中で誰が一番偉いとか言わなかったし、そんな素振りも見せませんでした。

ユキヒロと話しているうちに、なんでこんな人選んだんだろ?という気さえしてきた私。「ぶっちゃけ、どうして結婚前に言ってくれなかったの?って思う。知っていたらユキヒロを選ぶことなんてなかったかも。」・・・言ってしまった。つい、本音を。ユキヒロは「何だよそれ!」と怒り出して「と、とりあえずこれからは俺優先にしろって!」とまだ言っていました。「無理だって話してるでしょ!」と私もつい大きい声を出してしまいました。ユキヒロは怒りながら「もういい!」と部屋を出ていきました。
子ども優先にしたいと主張したアヤサさんとしては、ユキヒロさんのことを何もしない訳ではなく、思いやりに欠ける言動のユキヒロさんが、更に自分優先にと言いだしたので、これまで思うところはあっても黙っていたことを一気に吐き出してしまったのかもしれませんね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。