[10]家で一番偉いオレ|自分優先の生活に執着する夫が義母を呼びよせた。「しばらく行くわ」張り切る義母

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前回のお話

2歳0歳兄弟のワンオペ育児中のアヤサさんに「明日から俺を優先して」と言った夫ユキヒロさん。自分の家では父親が一番偉いという考えのもと、常に父親が優先されずっと我慢してきたから、結婚したら自分が優先されると思っていたのに、子ども優先なのは不公平と言いますが、なぜ父親が偉かったのかを聞くと口ごもってしまいました。「無理。私は子ども優先にしたい、むしろユキヒロにももっと子どもたちを優先して欲しい」と即答したアヤサさんは、慢性的な寝不足で全然休めていなくて辛い時、ユキヒロさんは「それはアヤサの仕事でしょ」とゴロゴロしながら助けてくれなかったことや、アヤサさんの実家では誰が偉いなどなく、父親は子育ての当事者意識があったことを突きつけます。それでも「自分優先」を譲れないユキヒロさんは怒って部屋を出て行ってしまいました。

1話目から読む

夫と口論後の義母からの電話に嫌な予感しかない

ユキヒロのあまりにも自分勝手な主張に「そんな風に考える人だったなんて」と、本当に意味が分からない私です。ひとり悶々としていると、義母からの着信がありました。

ユキヒロと平行線の話をした直後の義母からの電話。イヤな予感しかしなくて、とりあえず一旦無視することにしました。それでも再びかかってくる電話。これは出ないとずっと続くやつ。

大きく一回、ため息をついてから電話に出ました。すると、「アヤサさんごめんね、忙しいわよね?」と遠慮がちな義母の声。

「さっきユキヒロから電話があって、アヤサさんが育児大変だから助けて欲しいって!明日からしばらく行こうと思うの~。」と義母。私は「えっ・・・」と固まってしまいました。「私に任せて!」と息子に頼まれてやる気に満ち溢れた声で義母は言いました。ぜったいに断れそうにない雰囲気です。

部屋を見回すと、掃除も洗濯も片付けもまだ途中で、さらにチアキがおもちゃを引っ張り出してカオス状態。マジで!!何してくれてんのアイツ!!イラッとしましたがそんなことを言っている場合ではなく、とにかくこの散らかり放題の部屋を何とかしなくては。「ちょっと!!ユキヒロ!!来て!!」私はすぐに大声で夫を呼びました。

2歳のチアキくん、0歳のナツキくんよりも自分を優先して欲しいと言うユキヒロさんと、子ども優先の生活を変えることは無いと断言するアヤサさんの話し合いは解決することなく平行線のようです。家事も育児も当事者意識がない自分の現状を突き付けられても、母親が父親を扱っていたように自分も最優先されたいユキヒロさんは、母親を家に呼んでしばらくアヤサさんの育児の手伝いをしてもらうことにしました。アヤサさんはただでさえ家事育児で疲労困憊なのに、義母の滞在は気をつかってストレスが溜まりそうですよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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