[11]家で一番偉いオレ|家事育児は「妻が」大変。白々しく義母を呼び自分は飲みに行く夫のニヤリ顔が腹立つ

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前回のお話

2歳のチアキくん、0歳のナツキくん最優先でお世話を頑張っている現在育休取得中のアヤサさん。でも夫ユキヒロさんは、子どもたちではなく自分を優先して1番に考えて欲しいとアヤサさんに訴えます。ユキヒロさんの実家ではいつも父親が一番偉いとされていて、何をするにも父親優先の家庭だったので、ユキヒロさんはずっと我慢していました。結婚したら父親のような扱いをしてもらえると勝手に思っていたユキヒロさんは、現在子どもが優先になっていて不公平だと言うのです。子ども優先の生活を変える気が無いアヤサさんとの意見は平行線なことが分かったユキヒロさんは、「アヤサが子育てが大変だから手伝いに来て」と母親を呼び、しばらく滞在してもらうようにしてしまいました。突然義母が来ることになったアヤサさんは、当然心穏やかではありません。

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母親を家に呼べば妻が大切にしてくれると思う夫

妙に張り切った様子の義母から「しばらく行くわ」と連絡があったので、急いでユキヒロを呼びました。「なに~?」と、とぼけてニヤニヤするユキヒロにイラッとしながら「今、お義母さんから電話があったけど?」と聞くと「そうそう、アヤサが大変って言うからさ~。」と、さも私のためにしてあげたような言い方。

私の怒りはどんどん増してきて、「何してくれてんの?バカなの?」と言っても、「なんでだよ~。俺はアヤサのためを思ってさ。」と白々しく言いました。「この部屋を片付けるか、子ども見てるかどっちか決めて!!」義母が来る前に部屋だけでもきれいにしておかなくては!ユキヒロに言うと

「どっちも無理」と平然とユキヒロは言いました。義母を呼んでおきながら、焦る私を置いて今から友達と飲み会に出かけるなどとふざけたことを言い放ったのです。「ふざけてないし?んじゃ、後よろしく~。」と、余裕の態度が更に腹立たしい!俄かにバタバタし始めた私を横目に、ユキヒロは出かけてしまいました。

ホントになんなの!?私のためとか言って嫌がらせでしかありません。それでも私にはそんなことを考えている余裕さえありませんでした。お昼寝していたナツキが目覚めて泣き出したのと同時に、チアキがお漏らしをして、カオス。

自分を1番に考えて欲しいのに、子どもばかりが優先されてずっと我慢してきたと思っているユキヒロさんは、子ども優先の生活を変えることがないうえに、ユキヒロさんにももっと子どもたちのことを考えて欲しいと言われて面白くありませんでした。結婚したら、自分は父親のように何でも優先して妻が自分のために身の回りのことを全部してくれると思っていたのです。

「母さんが来れば俺を大切にしないとってアヤサも思うだろ」と考えたユキヒロさん。我ながら名案を思いついたと自画自賛しながら、のん気に友達と飲みに行ってしまいました。

アヤサさんが慌てることを予想していながらわざと義母を呼び、何もせずに飲みに出て行ってしまうなんてユキヒロさん自分勝手すぎますよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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