[2]家で一番偉いオレ|我慢してストレスと言う夫の理由は辛口カレーが食べられず妻がお茶を淹れてくれない

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前回のお話

2人育児に奮闘するアヤサさんは現在育休中。2歳イヤイヤ期のチアキくんと離乳食が始まった0歳ナツキくんのお世話に毎日一生懸命です。そんなある日、夫ユキヒロさんに「そろそろ俺を1番に考えて欲しいんだけど」と言われアヤサさんは驚きます。我慢していたというユキヒロさんによると、夕食は夫の自分が食べたいものを、自分だけ品数を多く出したり、一番風呂は自分にして欲しい、更には自分が座ったらお茶をスッと出して欲しいそうなのです。それを聞いたアヤサさんは「は?」以外にことばが出てきませんでした。

この家で一番エライのは自分だと断言する夫

2歳と0歳の息子たちのお世話でいっぱいいっぱいの私は、夫から「そろそろ俺を1番に考えて欲しい」と言われ目が点に。何を言っているのかよくわからず「は?」とか「え?」としか口から出てきませんでした。

夫によると、長男チアキが生まれてからずっと我慢していたのだそうです。それでも我慢の限界がきたと。「全然文句言わなかっただろ?」と、やれやれとばかりに言われました。

私は、夫の「我慢」について思い返してみました。例えば、カレーを作った日のこと。子どもたちが一緒に食べられるように、甘口カレーを作りました。すると「えー。今日は辛口が食べたいんだけど?」と不満を言った夫に困って「辛口?レトルトで作ろうか?」と言ってみると、「それならいらない。」と言われてしまったことがありました。あれ、我慢だったんだ。

泣いてジタバタしているナツキのオムツを替えようと奮闘していた時のことも思い出しました。「ねえ、お茶いれてくれない?」と言ったユキヒロ。私は当然、「今、無理!自分でお願い!」と言いました。すると無言で立ち去ったのです。タイミング!私が今何をしているか見えてるよね!?と思いました。あれも、我慢だったんだ。

言われて初めてハッとしました。「我慢して・・・たの?」というか、我慢ってそんなこと?と心の中で思いました。ユキヒロは「え!?わからなかった?こっちはかなりストレス溜まってたんだけど?」と驚いて言いました。「俺の家では父さんが一番偉かった。だから、この家では俺が一番偉いんだよ?わかる?」ユキヒロは呆然とする私を諭すように言いました。

一人分の辛口カレーを作ったり、オムツ交換の真っ最中にお茶を淹れるのはかなり大変だとユキヒロさんに理解して欲しいですよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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