[15]家で一番偉いオレ|息子に対する嫁の態度に憤慨する義母は夫を義実家に連れ帰ることも辞さない構え

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前回のお話

2歳と0歳の子どもたち最優先の生活をし、夫ユキヒロさんにも当事者意識を持ってほしい育休中のアヤサさんと、実家で「父親が一番偉い」と言う考えのもと、何をするにも父親最優先で我慢してきたため、自分が1番の生活をしたいユキヒロさん。お互いに主張し合ってもらちが明かず、ユキヒロさんは自分の母親に「アヤサが育児大変だから手伝ってほしい」と連絡し、しばらく滞在してもらうように勝手に決めてしまいました。喜んでやってきた義母は、ユキヒロさんの朝食を子どもの準備のついでに作り、会社に出かけるユキヒロさんを玄関まで見送りに行く余裕のないアヤサさんの態度が不満で小言ばかり。育休中で1日中家にいるのだから外で働くユキヒロさんを「大黒柱」として大切にするように言われたアヤサさんは、家にお金をユキヒロさんと同じ額入れているので養ってもらっていないし、育休中で家に居ても休んでいるわけではないのでユキヒロさんが大黒柱ではないとハッキリと義母に言い返しました。

1話目から読む

義母の主張は主婦は育児家事をやって当たり前、そのうえで夫に感謝。

家事育児を手伝いに来て欲しいとユキヒロに言われ、張り切ってやってきた義母。家事育児は主婦がやって当たり前、その上で夫に感謝するべきという義母にとって、朝食準備を子どもたちとユキヒロの分を一緒にまとめて作ることや、会社に出かけるユキヒロを玄関まで見送る私の毎日の生活態度が気に入らないようです。「ユウ君がこんな扱い受けているなんて私知らなくて。その、もう少し考えてくれない?」と言われてしまいました。

ユウ君ユウ君って。何を『もう少し考える』の?義母は苦笑いで「だから、主人の顔を立てるってことよ。」と言いました。分からない嫁、と思ってるかな。いやわかってないのはユキヒロ・・・と、義母でしょ?「主人?」と私は目を丸くしました。

「やだお義母さん!何度も言ってるじゃないですか!ユキヒロ君は家の『主(あるじ)』じゃないですよ~。ビックリ~。」と私は笑って一蹴しました。驚く義母に「お義母さんがそんな育て方したおかげでユキヒロ君、自分を優先に考えろって言い出したんですよ。」と困っている、と言わんばかりに伝えました。

そしてユキヒロの言葉をかりて、子どもの頃に我慢ばかりで嫌だったユキヒロの気持ち義母に伝えました。すると義母は「でも、当たり前じゃない?夫を大切にするのは。」と言うので「もちろん、それは間違いとは言いません。でも」

「それを私に強要するのは違うかな~って思って。」と伝えました。ユキヒロは私と結婚して、子ども2人の父親。今の家はここなのだから、義母の「当たり前」は通用しません。すると義母はムッとして「そんなに大切にできないなら、ユウ君は家に戻ってきてもいいのよ?」と言うので、「あー。ユキヒロ君に聞いてみては?」と伝えました。だって、今のままならユキヒロがいてもいなくても、変わらない。

結婚して独立した息子が妻にぞんざいに扱われているのならモヤモヤする母親の気持ちはよくわかりますが、今のユキヒロさんの自由で家事育児の当事者意識がない生活のまま、さらにユキヒロさんを立てて優先するのは育児休暇中のアヤサさんには難しいかもしれません。正直、連れて帰ってくれるなら有難いと思うかもしれませんね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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