[14]家で一番偉いオレ|育休中は休まないし家にお金を入れている。義母が主張する「大黒柱」を全否定

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前回のお話

結婚したら、自分の父親がそうであったように「家で一番エライ」自分が最優先に扱われるものだと思っていたユキヒロさん。ところが妻アヤサさんはお風呂も食事も子どもたち優先なのでずっと不満でした。ある日アヤサさんにそろそろ自分を1番に考えて欲しいと言いますが、アヤサさんのこたえは「無理」。子育てや家事は「アヤサの仕事」と言って当事者意識がない、好き勝手に飲みに行くし、休日になると体調不良になっていつまでも起きてこないユキヒロさんを、これ以上優先などできないし、むしろもっと子どもたち優先にして欲しいと考えていました。不満なユキヒロさんは、母親に「アヤサが育児が大変だからしばらく手伝いに来て」と勝手に読んでしまったのです。さっそくやってきた義母は、ユキヒロさんの朝食を子どもたちとは別にちゃんと作らないアヤサさんに驚き、大黒柱なのに!と憤慨しました。

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完全に養ってくれない夫は大黒柱ではない。

毎朝子どもたちにご飯を食べさせる時間はバタバタの私。ユキヒロが出勤するときに「行ってらっしゃい、気をつけてね!」と声をかけますが、その様子を見ていた義母に大黒柱のユキヒロに対する態度ではないと言われてしまいました。玄関までお見送りできないかと。

「あー。ちょっと難しいですね。」とハッキリ答えた私。そうしている時にも、泣き止まないナツキをあやし、抱っこをせがむチアキの相手をしなければいけません。玄関までユキヒロを見送れない私に不満そうに理由を聞いた義母に

「ユキヒロ君、大黒柱じゃないんで。」と、家に来てから繰り返し言われる「大黒柱」を否定しました。夫を大黒柱と言わない私によほど驚いたのか、「え!?」と義母は目を丸くしましたが、そんなリアクションに逆に驚いたのは私。

「今はお休みしてるじゃない?アヤサさん。」と、納得いかない様子の義母に「確かに育児休暇中なんですけど」と私は説明しました。

「私が働いていた時と同じ額を共同の財布に入れてるんです。金額はユキヒロ君と同じなので、こう、完全に養ってもらってないというか・・・」説明しながら思わず苦笑い。

すると、義母はなぜか「でも!!」と必死になって「会社で汗水垂らして働いているでしょ?あなたは家にいるじゃない?」とユキヒロをどうしても大黒柱と認めさせたい様子。「確かに私は家にいますけど、休んでいるように見えます?お義母さんには?」とたまらず言ってしまいました。

育児「休暇」とはいいますが、実際には全く休めませんよね。食事をとる暇も無かったり、トイレですら自分の自由には行けなかったりします。確かにアヤサさんは毎日会社に出勤はしていませんが、労働という意味ではユキヒロさんのようにアヤサさんも、一生懸命に働いていますよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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