[27]信じた男はろくでなし|変わり果てた姿で現れた不倫相手が、自分勝手な理由でなりふり構わず迫ってくる

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前回のお話

里穂さんは、既婚者の義博さんと秘密の関係を続けて3年目。「娘が高校に合格したら妻と離婚するから、その後結婚しよう」という言葉を信じていました。しかし、義博さんはほかの女性とも浮気を繰り返し、里穂さんの部下・ユナさんとも関係を持っていたことが発覚。さらにユナさんは、里穂さんからいじめを受けたという虚偽の顛末書を会社に提出し、義博さんと自分を庇うよう迫ります。義博さんに騙されていた自分を情けなく思った里穂さんは、けじめをつけるため、義博さんの妻・栄子さんに会って不倫を謝罪。すると栄子さんは離婚を考えていると明かし、有利な条件で離婚するための証拠集めに協力してほしいと頼みます。里穂さんは快諾し、義博さんたちに気付かれないよう証拠を集めることに。迎えた人事面談当日。顛末書の提出を促す義博さんを拒み、里穂さんは集めた証拠とともに、自分と義博さんの関係を人事部長に暴露します。追い詰められた義博さんは、自分は言い寄られて流されただけだと保身に走りますが、里穂さんが決定的な音声証拠を提示。これをきっかけに、義博さんは複数の女性社員との不適切な関係に加え、会社の経費を不正利用したことまで追及されます。人事面談を終えた里穂さんは、自分はホテルのディナーに連れて行く価値すらなかったのだと、惨めな気持ちになるのでした。面談後義博さんは最終的に自主退職、小池さんも退職して実家に連れ戻されました。不倫のうえ経費の横領まで発覚し、社内を騒然とさせる事件となりますが、肝心の里穂さんの処分は、厳重注意のみという軽いものに。これまでの功績を認め、会社が更生の道を残してくれたのでした。社内に里穂さん達の不倫に気付いている人はおらず、里穂さんは今までどおり仕事を続けることができています。その日の晩、栄子さんに顛末を連絡するのと同時に、今回の処分について聞きますがはぐらかされます。そしてこちらも離婚は最終段階に入り、夫を追い出したため里穂さんに気を付けるように忠告しました。

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慌てて防犯ブザーを押して追い払う

社内に私と義博さんとの関係に気付いている人はおらず、これまでと変わらず仕事を続けることができました。申し訳なくなることもありますが、今は仕事で返していきたい、と考えています。その日の晩、栄子さんに社内の顛末を連絡するのと同時に、今回の処分について聞きますがはぐらかされます。栄子さんも離婚は最終段階に入ったそうですが、夫の顔も見たくないので出ていってもらったそうです。そして、私にも気を付けるように言いました。

しばらくして、夜遅く帰宅すると、玄関前に変わり果てた姿の義博さんが立っていました。「な、なんで・・・」茫然と呟くと、「だって、里穂電話もメールも返事くれないからさ」と言います。それはそでしょう。だってブロックをしましたから。

「里穂・・・お前は俺を捨てないよな?俺も追い詰められてたんだ。社長一族の者として、成果も求められるし・・・」情けない顔で言い訳を始めますが、すでに「・・・私には関係のない話です」

すると義博さんが唇を吊り上げました。「俺と一緒で楽しかっただろう?な、やり直そう。ユナはわがままだし、栄子はおっかないし、遥は俺をごみを見るような目で見てくるし、やっぱり俺にはお前が・・・」と言いながら、一歩一歩近づいてきます。

私は咄嗟に防犯ブザーを鳴らしました。「なっ・・・」けたたましい音に、義博さんが一瞬止まります。「これ以上近づいたら警察呼びます!さっさと帰って」と叫ぶと、「ふ、ふん!行き遅れが!後悔しても知らないからな!」と情けない捨て台詞を残して逃げていきました。

私は急いで家に入り鍵を閉め、その場にへなへなと座り込みます。「栄子さんの言う通り、気を付けておいてよかった・・・!」社会人になって初めての恋の終わりが、まさか防犯ブザーで相手を追っ払うことになるなんて・・・。なんともやるせない幕切れです。

栄子さんの懸念どおり、義博さんが変わり果てた姿でやってきました。さらに自己中心的な理由で里穂さんに復縁を迫ります。咄嗟に機転を利かせたことで、無事に義博さんを追い払うことができましたが、どこまでも情けない姿に、自身にも反省すべき点があるとはいえ、里穂さんも縁が切れて良かったのではないでしょうか。

※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

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