前回の話
冷蔵庫にあったはずのプリンがなくなった。小さなことだけれど疑念が晴れないママ、以前息子アサヒくんの親友のダイヤくんが家に来た時に、勝手に冷蔵庫を開けて牛乳を取り出し「牛乳でいいや」と言った姿が頭から離れませんでした。その後、引き出しにしまっていたお菓子や、パパからもらったヘアゴムやお気に入りのアクセサリーなど次々に物がなくなり、「ダイヤくんが家に遊びにくるたびになくなっている気がする・・」最初はもしかして、と思っていただけだったのに、少しずつ確信に変わりつつありました。そしてある日、「あれ?ん?なんで?どうして?」と何かを探している様子のアサヒくんが「ないっ!」と涙ながらに訴える姿を見て、「とうとうアサヒにも被害が及ぶようになった」とママは思いました。
子どもの友達が苦手[6-1]どこにもない。ボクの消しゴム
アサヒくんが一生懸命に探していたもの、それは・・「ぼく、これほしい」一昨日、アサヒが目を輝かせて欲しいと言ったので恐竜の消しゴムを買いました。
恐竜が好きなアサヒくんは、その消しゴムをとても大事にしていました。「みんなに見せてあげるんだ」とうれしそうに言い、ワクワクしながら筆箱に入れていたのが今朝のことだったのです。
その消しゴムがなくなってしまったと大泣きしているアサヒくん、「もぉー、ちゃんと探した?」とアサヒくんには行ったものの、消しゴムがなくなったこの日は、学校が終わった後、我が家で遊んだり宿題をしていました。ダイヤくんと一緒に。
アサヒくんが泣きながら探していたもの、それは「ぼく、これほしい」一昨日、アサヒくんが欲しいと言った恐竜の消しゴムでした。恐竜の好きなアサヒくんは、その消しゴムをとても大事にしていました。その日の朝、「みんなに見せてあげるんだ」そう言ってワクワクしながら筆箱に入れていたにも関わらずなくなってしまった消しゴム、この日は、学校が終わった後、ダイヤくんと我が家で遊んだり宿題をしたりしていました。
アサヒくんが大事にしていたお気に入りの消しゴム、その近くにはやっぱりダイヤくんの姿が、アサヒくんの気持ちを思うと心が痛みますね。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:和栗ぐり
長女みーちゃん、長男はーくん、1歳7ヶ月差の年子姉弟の日常を描いてます。