子どもが大きくなるにつれ、体毛のことを気にした場合、親としてできることはあるの?今回はそんな悩みについて、レジーナクリニックグループ総院長、木村真聡先生に、二回にわたってお話を伺いました。
子どもが体毛を気にしだしたら?
体毛が増え始める思春期は、自分自身の見た目や周囲の目も気になってくる時期なので、ムダ毛は悩みの種になることも多いです。
お子さんが毛で悩み始めた時は、しっかり寄り添って毛の悩みを一緒に解消することも大切だと考えています。
ムダ毛の処理は、自己処理をはじめ家庭用脱毛器や医療脱毛などさまざまな方法がありますので、お子さんのご希望を聞いた上で最善な方法を検討するのがいいでしょう。
家でできるケアのメリットやデメリットはあるの?
家でケアができる自己処理のメリットは、医療脱毛と比較するとお金がかからないことや、自分のタイミングでできることが大きいでしょう。医療脱毛やエステサロンの場合予約や施術時間の確保が必要ですが、自己処理はテレビを観ながらなど、ご自身のタイミングで行うことができます。
正しい自己処理であればリスクは少ないですが、間違った自己処理はリスクがあります。
カミソリや脱毛クリームは肌への刺激が強く、炎症を起こしたり乾燥肌に傾いたりと、肌のトラブルに繋がります。また、自己処理を繰り返すことで肌が黒ずんでしまうことがあります。これは自己処理による刺激でメラニンを作る色素細胞が活性化し、色素沈着を起こすためです。
自己処理をする場合は、正しい自己処理の方法を学び、カミソリではなく肌への負担がかかりにくい電気シェーバーを利用するのがおすすめです。
医療脱毛は何歳からしてもいいんでしょうか?
厳密に年齢制限はありません。医療脱毛は「痛い」といったイメージが強いですが、昨今技術の進化により痛みが少ない機械も増えています。上述の通り間違った自己処理はリスクがありますし、自己処理で毛が生えてこなくなることはありません。そのため、ムダ毛が気になったタイミングで医療脱毛を検討するのも良い選択肢かと思います。
ただし未成年の医療脱毛は注意すべきこともあります。
一つ目は痛みです。痛みに耐えられずに医療脱毛を断念するお子さんもいますので、まずは本当に脱毛がしたいのかという意思確認が大切です。事前にテスト照射を行なっている院もあるため、テスト照射をおこなうのも良いでしょう。
二つ目は思春期の脱毛は一度脱毛をしても成長に伴い、また新しい毛が生えてくる可能性があることです。
ただし、この場合も脱毛した毛が再発するわけではないのでそれまでおこなってきた脱毛が無駄になるわけではないですし、新しく生えてきた毛は再度脱毛することでなくすことが可能です。
医院によっては親権者の同意があれば子どもの脱毛も可能なところもありますので、気になる方は一度探してみてはいかがでしょうか?
[執筆者]
木村 真聡(きむら まさと)先生
レジーナクリニックグループ総院長
[プロフィール]
大阪大学医学部医学科卒業後、同大学附属病院・一般病院勤務を経て美容医療に転身。美容皮膚科医として10年以上のキャリアを持つ。現在は女性専用医療脱毛「レジーナクリニック」をはじめ、男性専用医療脱毛「レジーナクリニックオム」、美肌皮膚治療「エトワールレジーナクリニック」そして医療痩身専用の「レジーナクリニックリボディ」の総院長を務めている。
レジーナクリニックでは、2人以上でご契約いただくとお得になる「ペア割」や、提携託児所をレジーナ価格でご利用可能な「ママ向け医療脱毛」など様々なサービスを提供している。
レジーナクリニック
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