寝る前に何気なく置いたタオル掛けが命綱に

ますます激しくなる物音。恐怖のあまり、私は布団を頭までかぶって怯えます。何もできないまま耐えていると、今までで一番大きな音が響きました。すると、それまで続いていた物音が、まるで幻だったかのようにピタリと止み、静まり返った部屋に「どうしてこんなものが置かれているの?」と囁くような声が聞こえてきました。
声が聞こえたのを合図に、それまでずっと続いていた音は止みました。お、終わったの・・・?私は恐る恐る、ドアの方へ近づきます。

ドアの方へ近づき、そっと目を向けると、そこにはタオル掛けが置いてありました。

そういえば、寝る前に酔っ払いを避けるために置いておいたんだっけ・・・すっかり忘れていました。声の主は、これがあったから部屋に入れなかったのでしょう。あのときの判断が、こんな形で役に立つなんて思いませんでした。

「ふぅ・・・もういなくなった」息をついたその時、ドアの向こうから『カタッ』と何かが鳴る音が聞こえました。その音に驚いた私は、身体を大きくびくつかせ、慌ててベッドへ戻ります。

「うわぁぁ・・・寝る!とにかく寝る!」私は再び布団を頭までかぶると、必死に眠ろうとしました。しかし、その後もドアの向こうから聞こえる物音は、不規則に一晩中続いたのでした。
映見さんを助けたのは、まさかのタオル掛けでした。酔っ払いを避けるために置いておいたものが、まさかこんな形で役に立つなんて驚きですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:八雫紫苑 編集:石野スズ
作画:左近寺しゅうり
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