[14]「俺は気にしない」アポなし訪問を嫌がる妻の気持ちが分からない夫。クセ強義母に抗う嫁達|岡田ももえと申します

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前回のお話

夫の次郎さんが三兄弟で家族経営をしており、義母の要望で三兄弟とも義実家のすぐ近くに住み、義家族みんなが近居という環境にしんどさを感じながらも癖の強い義母ともなんとかうまくやっていた妻のさくらさん。しかしある日、体調の良くなかったさくらさんは朝からアポなし訪問してきた義母につい言い返してしまいました。義母は激怒し「私へのリスペクトがないのね。なんて酷い嫁。よーく分かったわ」と言いながら帰っていきました。その夜、さくらさんが義母のことを次郎さんに相談しようとすると、すでに義母から朝の出来事を電話で聞いたという次郎さん。「何て言ってた?」と聞くと、「義母いびりする嫁がいるなんてびっくり」「事前に連絡しろと命令された」「普通の質問に突然激高した」など、事実とは全く異なる内容で、さくらさんは「伝え方に悪意がある」と感じ、「事実と違うよ。今日あった事ちゃんと説明するね」と次郎さんに冷静に話し始めました。

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クセ強義母に抗う嫁達

義母が今朝のさくらさんとのやり取りを次郎さんに事実と異なる悪意のある伝え方をしていると感じたさくらさんは、次郎さんに冷静に説明することにしました。そして、「こんな事言いたくないけど、お義母さんかなり暴走してると思う」と言いにくそうに切り出しました。

さくらさんは「今日あった事、最初から説明すると・・」と、義母がアポなしで訪問してきたことや体調がよくなかったこと、エマちゃんの習い事を勝手に申し込んでいたこと、連絡なしで突然来るのはやめて欲しいと伝えたことなど、義母とのやり取りの一部始終をそのまま次郎さんに話しました。

さくらさんの話しを聞き終えた次郎さんは「・・なるほど。話は分かった。俺からもお袋に言っておくよ」と言ってくれました。

しかし、ホッとしたのも束の間、「今はさくら体調悪くなりやすい時期だから連絡するようにって言っておく」という次郎さんの言葉を聞き、さくらさんは「え?」と思います。「えっと今は・・じゃなくて」

「来る時は必ず連絡して欲しいのよ」と改めてさくらさんが希望を伝えると、「えっそうなの?ごめん分かった」と次郎さんは了承しながらも戸惑った様子。

「そんなに嫌だったとは思わなかった。さくらのお袋さんがいつ来ても俺は気にしないからさ」と、訪問前に必ず連絡をして欲しいというさくらさんの気持ちが分からない次郎さん。

次郎さんの言葉に「えっ。気にするとかしないとかじゃなくて、連絡するのって当たり前だと思ってたけど・・」とさくらさんは驚きます。

義母に反論し怒らせてしまった事を夫の次郎さんに話すさくらさん。次郎さんが事前に義母から聞いていた内容があまりにも事実と異なっていたため、さくらさんはやり取りの一部始終を偽りなく話しました。話しを聞いた次郎さんは「話は分かった」と言ってさくらさんの気持ちを理解してくれたように思えたのですが、「今はさくら体調悪くなりやすい時期だから連絡するようにって俺からもお袋に言っておくよ」という言葉を聞いてさくらさんは「今は・・じゃなくて、来る時は必ず連絡して欲しい」と改めて伝えました。次郎さんは驚いたように「そんなに嫌だったとは思わなかった。さくらのお袋さんがいつ来ても俺は気にしないからさ」とさくらさんの気持ちを本当には理解していなかった次郎さん。さくらさんは「気にするとかしないとかじゃなくて、連絡するのって当たり前だと思ってた」と考え方の違いに驚きます。
夫婦になったとはいえ、別々の家庭で育っているのですから考え方は違って当然ですよね。でも、訪問先に事前連絡をするかしないか、というのはさくらさんの言うように気にするかどうかではなくマナーな気がしますよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
次郎さんはさくらさんの気持ちを理解してくれていると思っていましたが、ちょっと違ったようですね。

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