[12]「親しき中にも礼儀ありです」都合よく「家族」という言葉を使うクセ強義母に抗う嫁達|岡田ももえと申します

アイコンイメージ
前回のお話

さくらさんの夫の次郎さんは三兄弟で家族経営をしており、義母の強い要望で三兄弟とも義実家のすぐ近くに住み、義家族みんなが近居という環境にしんどさを感じていたさくらさん。そんな中で義母から同居を提案されさくらさんは驚愕しますが、次郎さんが断ると言ってくれ一安心。しかし、翌朝義母がアポなしで訪問してきて、娘エマちゃんの習い事を勝手に申し込んできたことを事後報告されたり、義母とそりの合わない長男の嫁ウメさんの愚痴をくどくど聞かされるさくらさん。この日、産後のホルモンバランスの乱れと寝不足が重なりいつものように義母の話しを受け流せなかったさくらさんは、つい義母に「嫁の事を気にしすぎです」と反論してしまいました。「一度でも反論したら嫌われコース」とウメさんから聞いていたさくらさんはまずいと思いつつも、反論されたことに激怒する義母の声で息子トウマくんが泣き出すと「声がうるさい」と口が滑ってしまいます。それを聞いた義母はさらに激怒し「信じられない!頭冷やしなさい!」と言って帰ろうとしたので「こうなったら腹を括るしかない」と思ったさくらさんは「お義母さん、連絡なしで突然家に来るのやめてください」と思っていたことをストレートに伝えました。

1話目から読む

クセ強義母に抗う嫁達

さくらさんに「連絡なしで突然家に来るのはやめてください」と言われた義母は、「何言ってるの?」と信じられないといった表情。

義母は、なぜそんなことを言われるのかさっぱり分からないといった様子で「息子の家よ?」と言いました。

そして、「息子の家に行くのになんで連絡が必要なの?!」とさくらさんに問いかけました。

さくらさんは「私の家でもあります。来る時は連絡をお願いします」と返しましたが、

義母は「私は家族よ?細かい人ね。気にしすぎなんじゃない?!」と、さくらさんの意見を一蹴。

それでもさくらさんは負けずに「親しき中にも礼儀ありです。お義母さん」と恐る恐る反論しました。

さくらさんが自分の意見に従わないとわかると、義母は「私へのリスペクトがないのね!!なんて酷い嫁。よーく分かったわ」と言い捨てて憤慨しながら帰って行きました。

「連絡なしで突然家に来るのはやめてください」とさくらさんに言われた義母は「息子の家に行くのになんで連絡が必要なの?!」と驚いた様子で聞きました。「私の家でもあります」とさくらさんは主張しましたが、義母は「私は家族よ」と自分に都合よく『家族』という言葉を使うので「親しき中にも礼儀ありです」と恐る恐る反論。さくらさんの予想外の反論に義母は「私へのリスペクトがないのね!なんて酷い嫁。よーく分かったわ」と言って憤慨しながら帰って行きました。
「家族だから遠慮は無用」という考えもありますが、それを自分に都合よく解釈して図々しい行為をするときの免罪符にするのは違いますよね。さくらさんが「気にしすぎ」なのではなく、義母が「気にしなさすぎ」なのではないでしょうか。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
さくらさんの主張は何も間違っていないですよね。

この記事をSHAREする