霊たちもコワい話が気になる様子

和子さん、山田さん、佐藤さんと続き、次はいよいよ私の番になりました。何を話そうか考えていると、ふとテーブルの上に置かれたあるものに気がつきます。私は「とりあえず」と誰も座っていない席を指さすと「また1人分多く置かれてますね」と、テーブルにぽつんと置かれた水を指さしました。
それを見た和子さんと佐藤さんの顔が青ざめます。すると山田さんは小さくため息をつき「またかぁ・・・」とつぶやきました。そう、私たちが集まって話をすると、決まってもうひとつ水が置かれるのです。店員さんには、私たち以外にも人がいるように見えるってことですよね。

山田さんは慣れているのか、「こういう時はありがちだよな」と笑います。佐藤さんも「俺らの話を聞きたいとか!」と前向きに受け止めます。しかし和子さんだけは怯えた様子で、「やだよぉ・・・偶然ってことにしようよ」と言います。

私は和子さんに、「まぁ偶然ですよね、今回も」と声をかけました。すると彼女は大きく首を縦に振り「そうそう!でないとまずいって」と答えます。その言葉に、山田さんと佐藤さんも静かにうなずきました。

気を取り直して、いよいよ私の番です。私も何かを引き寄せてしまう体質なのか、身の回りで不思議な出来事がたびたび起こるので、どの話をしようか毎回迷ってしまいます。

考えを巡らせていると、ふとひとつのエピソードが頭に浮かびました。「そうだ、あれを話そう」そう決めた私は、3人と順番に目を合わせ「すごくコワかった話なんですが・・・」と、ゆっくり語り始めました。
コワい話をしていると、霊が集まってくるというのはよく聞く話ですよね。店員さんには、陽子さんたち以外の人が見えているのだと思うと、ゾッとしてしまいます。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:八雫 紫苑 編集:石野スズ
作画:きちやん
![ママ広場 [mamahiroba]](https://mamahiroba.com/wp-content/themes/mamahiroba-2024/images/common/logo.webp)

まだこの記事にコメントはありません。最初のひとりになってみませんか?