[10]コワい体験談|誰もいない席に置かれた水。まるで話をする仲間たちとは別に何かがいるみたい

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前回のお話

特に仲が良いわけではないけれど時々集まる陽子さんと和子さん、佐藤さん、そして山田さん。年齢も趣味もバラバラな4人の共通点は、不思議な体験をすること。この日も夜のファミレスに集まり、最近あったコワい体験談を披露し合います。トップバッターの和子さんは、なかなか泣き止まない息子誠くんのために走る電車を見せに行った時、驚くことに電車の窓にはびっしりと赤い手形がついていた話を披露。2番目はコワい話に定評のある山田さん。深夜のコンビニで雑誌を立ち読みしていると自動ドアがひとりでに開いて、明らかに人ではない何かが山田さんの背後を這うように進んでトイレへ。その後、トラックの運転手が同じトイレに入った後音沙汰もなく待つこと10分、トイレから出てきた運転手の背中にぴったりと寄り添うように女性の影が。後からその付近でトラック事故のニュースがあったと聞き、一同は青ざめました。3番目は佐藤さん。バスに乗っていて突然体調が悪くなりバスを降りると目の前に病院が。導かれるようにその病院に入った佐藤さんは、トイレを探し壁をつたって歩き、すぐそばにあったトイレではなく奥にあるトイレへ。すると体調の悪さはすっきりおさまり不思議に思いながら通路を戻ると、さっきは気づかなかったトイレが。「まさか・・あっちのトイレに入るため?」とあることに気づきました。

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類は友を呼んでいる?

奥のトイレに導かれるように入った佐藤さん。体調はおさまったものの肩に重さを感じつつ通路を戻ると、そこにはさっき気づかなかったトイレが。「まさか・・あっちのトイレに入るため?」とあることに気づいたのでした。

話し終わった佐藤さんに「トイレにいたモノ、バスに乗りたかったんですかね」私がそう言うと、「だろ?バス乗ったら肩軽くなったし」佐藤さん。「たまにあるよな、そういうの」と山田さんも賛同しました。

そして、「まぁ、このくらいなら」と和子さんが言うと、「手段はアレだけど」と答える佐藤さん。そう、私たちにとっては日常茶飯事のことなのです。
すると、「それで、アンタは?」と山田さんに促された私は、

「私ですか?う~ん・・そうですねぇ」と答えながら、

「とりあえず」と誰もいない席を指差しました。

そして、「また1人分多く置かれてますね」と静かに言うと、全員が一斉に誰もいないはずのテーブルに置かれた4人のものではない水を静かに見つめたのでした。

バスに乗りたい「トイレにいたモノ」のことを「まぁ、よくあること」と受け流せるのはこの不思議話大会のメンバーだからこそ。そして最後に体験談を披露する陽子さんは、どんな話を聞かせてくれるのでしょうね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:八雫 紫苑 編集:石野スズ
作画:きちやん

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