[45完]勝手に子どもの名前を変えた夫|家族全員に「義母側」とみなされた夫。ランチ予約に数えられず溝は深まるばかり

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前回のお話

妻ナエさんの気持ちは全く考えず義母の自分勝手な意向ばかりを汲む夫ショウタさん。長女の名前をナエさんに内緒で勝手に義母の希望する名前サッちゃんに変更したのでした。何度気持ちを伝えても変わらないショウタさんに信頼も愛情も我慢も限界に達したナエさん。子ども達の前だけで夫婦を演じる関係になり、子ども達も義母の言いなりのショウタさんに嫌気がさし、3人は義実家に行かなくなりました。数年後、高齢になった両親のサポートをナエさんに頼んでも相手にされず、自分の要望ばかりを強引に通そうとする義母の対応に日に日に疲弊するショウタさんがサッちゃんに助けを求めると、「おじいちゃんとはいつも連絡取ってるし、来なくていいって言ってたよ」と言い、予想外の返信にビックリ!義実家には顔を出さなくなったナエさんと子ども達でしたが、実は義父とだけはずっと交流を続けていたことを知り、「もしかして家族から見捨てられて4る・・!?」とナエさんに電話するも、冷たくあしらわれ、「俺、何か悪いことしたか!?」と頭を抱えるのでした。

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これまでのツケが回って来た夫

自分に内緒で子どもたちと私が義父と会っていたことを知りショックを隠せないショウタ。さらにサッちゃんから「パパは今まで通りおばあちゃんの言うこと聞いてればいいよ。私たちのことは気にしないで」と見放され、このとき初めて「もしかして俺、家族から見捨てられてる?」と気付いて愕然とするショウタ。私が「私も子どもたちもあなたにはうんざりだったから」言うと、「なんで?俺、何か悪いことしたか?」となぜ自分が家族に見捨てられたのかがわからないようでした。

そして帰ってくるなり義母からの電話でうんざりするショウタ。「もしもし・・怒らないでよ。電話すぐに出てるじゃん」と話している声を離れたところで聞きながら、「サッちゃん、エイタ~」と子ども達に声をかけ、

「今度の火曜日、おばあちゃん留守みたいだから、おじいちゃんの様子見に行ってくる。そしたらランチ行かない?おじいちゃんも行けるって」2人にそう言うと、「いいね~。じゃあ俺車出すよ」とエイタ。

「私、ランチの場所決めておくよ!和食系の方がいいよね?塩分少なめで」サッちゃんの言葉に、「ありがとう。それだと助かる」とわいわいしながら話していると、リビングに戻ってきたショウタが、

「な、なぁ・・楽しそうにして、みんなで出かけるのか?俺も・・」そう言い出すショウタに、「平日の話だからさ。父さんは仕事でしょ」と言うエイタ。すると、またショウタの携帯が鳴り出して、「あ・・またおばあちゃんから電話じゃない?早く出たら?」サッちゃんにそう言われ、

「あ・・うん・・」とスマホを握りしめて答えるショウタ。サッちゃん、エイタと私の3人が、ショウタのことなどおかまいなしに楽しく話を続けるなか、ぽつんと立ち尽くすのでした。

実家から家に帰ってきた後も、「また母さんから電話だ」とスマホを片手にリビングを出て行くショウタさん。その間、ナエさんが子ども達におじいちゃんのランチに行かないかと誘うと、車を出すよとエイタくん。お店はサッちゃんが探すと言い3人で大盛り上がり!3人の楽しい輪に入れないショウタさん、これまで自分がしてきたことのツケが回ってきたようですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

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