[4]勝手に子どもの名前を変えた夫|妻の感情を逆なで。都合も聞かず義両親の面会を許可し事後報告

アイコンイメージ
前回のお話

女の子がお腹の中にいる時から夫ショウタさんと一緒に「ナナ」と名付け、いつも「ナナちゃん」と呼び掛けていたナエさん。無事に産まれて来てくれたナナちゃんですが、入院期間が少し伸びたので出生届をショウタさんにお願いしました。するとショウタさんは勝手にナナちゃんの名前を「サチコ」に変更して提出してしまい、「ピンときた」と自慢げにナエさんに事後報告するのでした。ショックなナエさんの涙を見ても、それほど大変なことだとは思っていないショウタさんの行動も感情も信じられないナエさんです。看護師さんに理由を伝えてベビーベッドのネームタグ変更をお願いしながらまた涙が溢れてしまうナエさんに看護師さんも驚きを隠せませんでした。

1話目から読む

前向きに娘の新しい名前を受け入れようと頑張る妻

看護師さんにベビーベッドのネームタグ変更をお願いした時に夫ショウタにナナちゃんの名前を勝手に変えられてしまったことも伝えると、驚きを隠せない様子でした。誰だってそうですよね。2人で一生懸命考えて、字画や響きも完璧で、本当に大好きになった名前だったのに、ある日突然、勝手に変えられてしまったのですから。必死に笑顔を作って「きょ、今日からサッちゃんです!」と言ってみましたが、看護師さんに「大丈夫?」と心配されてしまいました。

スヤスヤとよく眠るナナちゃん・・・いや、サッちゃんなんだよね。泣いてばかりでごめんね。そっと娘の頭に手を当てました。ショウタだって適当に名前を考えたわけじゃないもんね。サッちゃんの名前、ちゃんと受け入れるからね。一生懸命自分に言い聞かせていました。

午後になって、ショウタが「サッちゃ~ん、会いに来たよ~」と嬉しそうにやってきました。娘の誕生を本当に嬉しそうにしてくれていて、本来ならショウタが会いに来てくれるこの時間はすごく楽しみな時間のはずなのに。「おっ!名前の紙、サチコに変わってるじゃ~ん」と嬉しそうに言われると、気持ちが沈んでしまいました。

ショウタはさらに私の感情を逆なでしました。「明日、母さんたちが来るって。サッちゃんに会いたいんだってさ~」と。また事後報告。面談、勝手に許可したんだ。

本当は人に会いたくありませんでした。気持の整理をするので精いっぱいだったからです。「ちょっと体調悪いから退院後でもいいかな?」とショウタに言いましたが、「長居しないって話してたし、いいだろ?な?」私の都合なんて聞く気がないみたいでした。

娘の誕生を本当に喜んでいる様子のショウタさん。早く母親に娘の顔を見せてあげたいのだと思いますが、産後で体調も睡眠も不安定なナエさんにひと言相談して欲しかったですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
9歳男児6歳女児の2児の母です。

この記事をSHAREする