あれも風水によるものだよね?

翌日、私が待ち合わせ場所に行くと、少しの遅れを太郎のお母さんが咎めました。さらに「赤い服を身に着けてない」と怒るので、「赤い物とは言われましたが、服とは言われていません」と一蹴します。そして用件を聞けば、どうやら復縁の申し込みのようでした。占いに従わないからこんなことに、と文句を言い続ける母親を一喝し、「本当にごめん」と太郎が謝ってきます。
「それに俺、元々占いとかそういうの信じてないしさ。そんなの無くても楽しくやってたじゃない?あの頃を思い出して・・・」とウインクしてくる太郎をじっと見つめ、私は問いました。「・・・本当に?信じてないの?じゃあどうして、」

「玄関にいつも花飾ってたの?」「何のこと?」「・・・私にプレゼントしてくれてた花、あれ風水のだよね?」私の問いに、太郎が絶句します。「それにあの花瓶・・・お母さんのだよね?この間ね、ご近所の人に会って、色々話したの」

「やたら変な花瓶を置かせたがるって」あのとき出会った女性も、『風水にね、良い花瓶があるからってうちも借りたのよ〜』と言っていました。その言葉にお母さんが真っ赤になります。

「変なっ・・・変なですって!?」と声を荒げるお母さんへ「よくご近所の人を占ってあげるんですね」と言いました。「そうよ!私の占いはよく当たるのよ!みんな頼りにしてるんだから!!」と怒り気味に話す母親に、「そうだ!母さんの占いは外れたことないんだ!!」と太郎も加勢するように言います。先ほど『占いとか信じていない』、と言ったのは誰だったのでしょうか?

お母さんはさらに、「そうだ、あなたが赤い物を身につけて来なかったからよ。だからこんな事になったのよ。もし言う通りにしていれば、太郎と円満に仲直り出来たかもしれないのに・・・!」と私を責めました。
「占いなんか信じていない」と言う太郎さん。しかし花や花瓶のことを指摘したり、母親が近所の人を占っていることに触れれば「母さんの占いは外れたことがない」と言い出すあたり、ばっちり占いに頼り切っていますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ
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