それより呼び出した用件を言ってほしい

生活を立て直すため家探してをしているところに、知らない女性から親しげに声をかけられました。聞けば太郎のお母さんの家のご近所さんだそう。お母さんは私のことをいつも話題にしているうえ、近所の人は占ってもらうために度々家に行って話し込んでいるとのことです。ご近所さんにも人気なんて、やっぱり占いが当たるから・・・と呟くと、「あらやだ、あの人の占いはね・・・」と意外な事実を教えてくれました。それから数日後、太郎のお母さんから怒りの電話が入ります。明日の12時に駅前の喫茶店、赤い物を身につけてきて、と言いたいことだけ言って切られました。あまりの態度に、受けて立ってやろうという気持ちが燃え上がります。
翌日になりました。「遅いわ!!12時って言ったのに、もう10分も過ぎちゃったじゃない!占いでは・・・」「まぁまぁ」喫茶店の一角で憤るお母さんを、宥める太郎。そこへ私が「こんにちは、お久しぶりです」と声をかけました。

私の姿を見た途端、「赤い服って言ったじゃない!!」と怒るお母さんに、「服って言ってないですよね?」と返します。「赤い物を身につけて〜って・・・まぁそんなことどうでもいいので、なんのご用件か聞こうと思います」と話を切り出しました。

するとお母さんが「私は太郎が同棲したい〜って言い出した時に、ちゃんと占ったんだから!」と言います。「上手くいくかどうか・・・それなのに無視して勝手に出ていって。そしたらどう?やっぱり喧嘩ばっかりでしょう?ちゃんと言うことを聞いていれば・・・」すらすらと出てくる文句に、太郎が「母さんっ」と必死で口を挟みます。

「だってそうでしょう?家だって私はもっと近くがいいって言ったのに」しかしなおも止まらないお母さんに、とうとう痺れをきらした太郎が「母さん!!」と一喝しました。「今日は、ちょっと黙ってて!」と言う太郎に、お母さんは「だって・・・」と不満げです。

するとお母さんの言葉をスルーし、急に態度を替えた太郎が「有子、本当にごめん」と必死に謝ってきました。「俺・・・気づいたんだ、本当に大切なのは占いじゃないって」という息子の言葉にお母さんが「なに言ってるの!?」と騒いでいますが、太郎は止まりません。そっと胸に手をあて、「相手を思いやる心・・・だよね」と酔っているように言いました。
喫茶店に現れた有子さんは白色のワンピースでした。お母さんの占いに辟易していたため、当然の態度かもしれません。それにしても姦しいお母さんに、おかしな態度を取り始めた太郎さんには、ちょっぴり引いてしまいますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ
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思い遣りの心?そんな高等なもの、お前らには無理だろ。
その前に意思疎通に必要な常識と知性を身につけろ。というかまずは彼女に一言謝れや。そしておとなしく別れろ。
身勝手に振り回してママン同席の場に呼びつけて、何が思い遣りだ。
競馬新聞でも投げつけて「占いで当ててみろ」とでも言ってやれ。