このお話は、私と娘の体験談であり、感覚過敏(触覚過敏)に対する対処法など医学的根拠に基づくものではありません。
あくまでも一個人の体験談としてご覧いただけると幸いです。
[9]<感覚過敏>3歳娘。パンツが履けなくなったあの日から。|気が狂いそうになった私と辛かった娘の話。
昔は八方塞がりでどうすることもできなかった日々。
今思うと、もっと色々なことができたのでは・・という後悔もあります。
ただ、娘の嫌がるものがだんだんとわかってきたこと。
本人が何がイヤで何がダメかを説明できるようになったこと。
これが一番の改善点でした。
どうすることもできなかった状況も娘の成長と共に変わっていきました。
なにがイヤでどこがダメなのか具体的に教えてもらえることで対策ができるようになりました。
予想していた部分が嫌なポイントの所もあれば、
説明を聞くと私が予想してた場所ではないところに嫌なポイントがあったり様々でした。
そして、確かに、この部分がどんな風に嫌なのかを説明するのは難しいよね。と思う部分もありました。
また新たに月齢に応じ、悩みも変わりました。
パンツや靴下はなんとかクリアできたと思ったら成長に合わせて着るための下着。
胸の部分にあたる布が2枚重ねになっているものはダメだったり(これも毎回毎回合うものを探しました。)
水着の形状がダメで何回も買い直しをしたり・・。
服は、今年あったものが来年あるとは限りません。
あったとしても、去年とは違う、私にはわからない違いがあり着れない場合もありました。
そのため、大丈夫な服など、何枚も購入して、サイズが大きくなっても大丈夫なようにサイズ違いも購入したのに着れなくなるパターンもありました。
もちろん、大丈夫なものもあり、その時は心底、購入してよかったと思いました。
私には気づかないほんのちょっとのことかもしれませんが、本人には大問題です。
その度に、次に購入するときの気をつけるポイントが増えました。
正直、服などは試着ができたら・・・と思う気持ちもありましたが、そこは難しかった娘。
私もすぐ諦めました。
また、サニタリーショーツや生理用品なども片っ端から買って試しました。(いつなるかわからないため事前に準備した形です。)
もちろん履けないものも合わないものもたくさんありました。
マスクが必要だった時もそれはそれは大変で・・今は特定のものがようやく見つかりそれを購入しています。
[10完]へ続きます。
次のページ:あれから9年が経過して[10完]
--------------------------------
※ストーリーは体験者の話を元に作成編集したものであり、登場人物や団体名は仮名です。
※実在の人物や団体等とは関係ありません。
[原作]yui [編集・作画]めめ [監修]ママ広場編集部
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。