このお話は、私と娘の体験談であり、感覚過敏(触覚過敏)に対する対処法など医学的根拠に基づくものではありません。
あくまでも一個人の体験談としてご覧いただけると幸いです。
[6]<感覚過敏>3歳娘。パンツが履けなくなったあの日から。|気が狂いそうになった私と辛かった娘の話。
全く変わらない日常に
週1回の病院は、効果があるのかないのか・・・わかりませんでした。
先生が悪い訳ではありません。
ただただ、何も変わらない毎日。
そんな時に言われたママ友さんからの言葉。
ボクサーパンツ。目から鱗でした。
今でこそ女の子用もたくさんありますが、あの当時は私が買いに行ったお店にはどこにも売っていなかった。
片っ端から買っていたので見逃すはずもありません。
それまで男の子のママさんとは接点がなく、こういった悩みを相談することもありませんでした。
そのママさんは娘が年長になって初めて知り合いになったママさんでした。
娘より2つ上のお兄ちゃんもいるママさんだったので、今までと違う目線のアドバイスでした。
男の子用のパンツは娘が嫌がったので、女の子用があるといいなと思いました。
色々なお店にも行きましたが教えてもらったそのお店は一度も行ったことがありませんでした。
このパンツがダメだったら・・・他のものと同じだったら・・・
でも、また探そう。探し続ければいい。そう思いながらも試しました。
娘はそのパンツが履けたのです。
この時、履けなくなってから1年以上経っていました。
もしかしたら成長と共に少しだけ我慢ができる許容が広がったのかもしれません。
意思の疎通もずいぶんできるように、どんな部分がイヤかも少しずつ具体的に娘も伝えられるようになって来ていたことも改善の1つだったのかもしれません。
それでも娘の『イヤじゃない。』この一言が聞けた。
あの時の娘の笑顔は今でも忘れることはありません。
よかった・・私も涙が止まりませんでした。この子の嫌なことを1つ解決することができた。
本当に本当によかった。
二人でギュっとして二人でちょっと泣きながら笑いました。
そしてこのパンツは展開している最大のサイズまで買い続けることになりました。
ただ、パンツは解決したけれど、解決していない問題はまだまだありました。
靴下、半そで、ズボン(ジャージのようにダボっとしている部分は大丈夫)など、着れないものはたくさんありました。
でもこの最大の問題のパンツが履けたことで、その他も見つけるこができると前向きに捉えることができる。
そう思いました。
ここから靴下選びです。
私が思うよりも違う部分がイヤ。こちらもありとあらゆる靴下を買いました。
[7]へ続きます。
ママ広場オリジナルマンガ「<感覚過敏>3歳娘。パンツが履けなくなったあの日から。」は毎日更新します。
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※ストーリーは体験者の話を元に作成編集したものであり、登場人物や団体名は仮名です。
※実在の人物や団体等とは関係ありません。
[原作]yui [編集・作画]めめ [監修]ママ広場編集部
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。