義母は嫌味の天才です[5完]バツが悪くなった義母

カルチャーセンターに通う義母は、「趣味の仲間と会うと若返る気がするわ」ととっても楽しそうです。そこでとどめておけば良いのにひと言多い義母。「みほさんのご実家は田舎だけど・・・ご両親は何か楽しみがあるの?」と、なんとも嫌味な言い方。それでもみほさんは「母は友達とパッチワークやってます」とこたえました。

すかさず義母が「パッチワーク!?私、あれ大嫌い。小さいパーツをちまちま縫ってくっつけるって言うのがどうにも・・・」と言い始めたので、みほさんは「確かに!」と負けてはいません。「細やかな作業や柄合わせは先生な感性が必要ですし」と笑って言いました。

「ねえ、みほさん。それって私に繊細な感性がないって言いたいの?」とプンプン怒り出した義母に「そんなつもりはなかったんですけど~」と言いながら、全く気にしない素振りのみほさん。「これだから進学校出身は」と、また義母はみほさんの学歴や職業に文句を言い始めました。「ひとりっ子で甘やかされて幼稚園では先生と呼ばれて人を見下して・・・田舎者のくせに」

ここぞとばかりにみほさんは「でもいつもお義母さんが褒めている吉田さんのお嫁さん、私の先輩なんですよ~」と打ち明けました。「えっ」と白目になる義母にさらに「家も近所で出身校も一緒。幼稚園の先生で一人っ子。私と同じなんです~。この間スーパーで会ったらとても仲が良さそうで『自慢のお嫁さん』ですって」と伝えたみほさん。吉田さんの奥さんのお嫁さんと比較してみほさんにイヤミを言っていた義母はなんだかばつが悪そうです。

「スーパーで立ち話?普段忙しいって言うくせに?いいご身分ねぇ」と最後までイヤミを言いながらもそそくさと帰って行く義母をしてやったりのニヤリ顔で見送ったみほさんでした。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マッマ
2歳差の兄妹を育てています。