[44]「すっかり忘れてた」表彰された絵が無かったことに。イジメに負けなかった小2の私|まるの育児絵日記

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前回のお話

懇談会に出席したまるさんとお母さん。帰り道で「今まで何か変なこと言われたことある?」お母さんにたずねられ、「髪切れって言われた」と性根先生に言われたことを話しました。「髪が長いのは子どもらしくないし、背が低くて髪が長いとバランスが悪い」髪を切れと言った先生の理由を聞いたお母さんに「まるはどう思った?」とたずねられ、「意味わからんし、悔しいから絶対切らん!」と怒りながら言うと、「それでいい。また髪切れって言われたらお母さんに言いなさい」穏やかな口調でまるさんの主張を肯定するお母さんに、まるさんは素直に返事をしたのでした。

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イジメに負けなかった小2の私[44]

懇談会の帰り道で、以前性根先生に「髪を切れ」と言われたことを、お母さんにカミングアウトしたまるさん。お母さんは「今度また髪切れって言われたら、お母さんに言いなさい」と言ってくれました。

そして懇談会後は、髪を切れだの、給食を無理やり食べさせられることもなくなり、平和な日々が訪れたのでした。

そして、夏休みに入る前のこと。「まるさん、ちょっと」性根先生に呼び止められたまるさんが、何事かと思うと、

「はいコレ」と画用紙のようなものを差し出されました。

手渡されてまじまじと見ると、「え。これ・・」まるさんは心の中で呟きました。

すると、「先生、すっかり忘れてて。あなたの絵、賞とったの。賞状も持って帰って」性根先生が言いました。

まるさんの学校では、習字や絵画で賞をとったら一か月ほど教室に飾った後、本人に返却されることになっており、突然忘れてたと差し出されたまるさんは、「・・・?」と考え込んだ後、

「絶っっ対、わざとだコレ!!」と気づいたまるさん。
性根先生は「ざまあみろ」と言わんばかりの表情で、まるさんを見下ろしていました。

※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。

[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。

[編集]ママ広場編集部
すっかり忘れてた!?性根先生のしてやったりの顔!!夢に出てきそうで悔しいです!!

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