さよさんが義母を呼び止めて耳もとで囁いた言葉は・・義母のお義父さんとお義母さんのことでした。義母は昔、義父母のことで大変な思いをしたそうで・・その記憶を思い出したおかげでさよさんご夫婦と部屋を代わってもらえることになったのでした。その後、「おじおば集団は行くわよ~!」とさよさんがみんなを連れて行ってくれ、私たち家族も部屋に向かうことに・・
[11完]義家族旅行が嫌すぎる|ママ広場オリジナルマンガ
さよさんが私を気遣って部屋を代わってくれた後、家族3人で部屋に向かっているとコウタが、
夫「おばさんいてくれて本当よかったよな~。かなこも助かったろ?」
かなこ「・・は?」
さよさんに言われたこともすっかり忘れてお前は何目線で物を言ってんだ?
マジでなに?私はこの人もう無理だ・・と真剣に思ってしまいました・・。
かなこ「いや・・この旅行でほとほとコウタには呆れたよ・・私。こんなに家族を大切にしない人なんだって・・よくわかった。」
夫「俺・・一生懸命親孝行してたじゃん!」
ムッとした表情で言い返すコウタがさらに腹立たしく・・
かなこ「あんなにサポートサポート言ってたくせに・・私のサポートするって話はどこいったの!?(怒)」
夫「・・・」
沈黙した後でコウタが
夫「してるじゃん、サポート。無理するな、とか言ってたし。」
かなこ「はぁー。・・もう、いい。疲れたからもう寝たい。」
・・サポート・・してたって・・?どの部分が?「無理するなよ~」とか「ゆっくり来なよ~」とか、親に引っついて、ただヘラヘラ歩いてただけなのに・・あれがサポート!?本当に・・呆れて言葉が出て来ませんでした。
それに比べて・・さよさんの優しかったこと。
さよさんに感謝しながら、移動した部屋で、ゆっくりアオのお世話をしながら眠ることができました。
帰り道・・
義母「後は帰るだけだし・・コウタ、飲む?」
夫「おっ、もらおうかな・・」
かなこ「ゲホッ!ゲホゲホッ!!」
相変わらずの義母にすぐ同調するお調子息子のコウタ、さすがに私の咳払いで冷静になったかと思ったのですが・・
夫「あっ・・アオの面倒みないとだし・・やめておこうかな」
義母「あら。そう?かなこさんがいるから大丈夫じゃない?私もいるし~」
そう言いながら、すでに缶ビールを開けている義母・・(汗)
義母「はい、コウタ」
夫「ええ~っ、開けちゃったの!?じゃあしょうがないなあ~」
かなこ「・・・」
もうダメだ・・昨日話したことが・・なにも響いていないコウタと義母のやりとりにどっと疲れを感じつつ家に向かったのでした。
そして帰宅後のこと・・
夫「そういえば、かなこさあ・・」
スマホにある義家族旅行の写真を眺めながらコウタが言った言葉・・
夫「なんか、ずーっと不機嫌だったねー。なんでー?」
かなこ「誰のせいだと思ってるの!?役立たず!!!」
私の中の何とか繋ぎ止められていた糸がプッツリと切れました・・。
コイツ・・マジで無理。
[完]
【新連載】ママ広場オリジナルマンガ次回は「<感覚過敏>3歳娘。パンツが履けなくなったあの日から。」です。
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脚本・編集 ママ広場編集部 作画 dechi
※実在の人物や団体等とは関係ありません。