前回の話
ある日のこと、「誕生日だから家族で食事しよう」と義母からメールが届いた恭一さん、アイ子さんにも声を掛け義母に連絡をして当日待ち合わせのレストランへ。するとまたしても家族3名分しか予約していなかったことが判明して・・
「家族」と認められない私[10-2]家族で食べるから帰って
「あの・・キャンセルってできますか?」
と受付でたずねた義母に、
「この場合ですと、料金は全額いただくことになりますが・・よろしいでしょうか?」
と言われ、
「・・そう・・ですよね・・」
そう返事をした後で、
「ごめんなさい!アイ子さん!本当に私が悪いんだけど・・今日は帰ってもらっていい?」
と涙目の義母に言われたアイ子さん・・
「えっ・・あ・・」
と言葉を失うアイ子さんに、
「ごめんなー・・キャンセル料もかかるし・・この埋め合わせはするから。ほんとごめん!」
と恭一さんにも言われてしまい、
「・・わかった」
とアイ子さんは答えて・・
「ほんとにほんとにごめんなさい。今日は『家族』で食べるわね」
と義母に言われたアイ子さんは、
うつむきながらお店を後にしたのでした。
そして・・
あっ・・
最初から『家族』でってお義母さん言ってた・・。
間違いじゃない。わざとだ・・
そう気づいたアイ子さんは、
「プレゼントも持って帰ってきちゃったな・・」
と目に涙を浮かべながらレストランを後にしたのでした・・。
続きます
ママ広場オリジナルマンガ「「家族」と認められない私」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
※この記事は過去に公開したものを再掲してしています。
脚本・編集:ママ広場編集部 作画:dechi