まぁ、そうなる予想はあったよね

いつもは美味しい義母の料理でも、常温で送られてきたものはコワいし、実際に食べた夫は腹痛になって以来、送られてきた義母の料理を食べようとしません。義母にあまり強く言えない夫ですが、冷凍にして欲しいと言ったにもかかわらずまた義母から常温の料理が大量に届きました。
帰宅した夫に伝えた私は、「タダシが食べてね。」と言いました。腹痛を起こしてから、義母から贈られて来る料理を避けている夫は「え?」とドキッとしたような顔をしましたが、「食べてね。」さっきより圧をかけて言いました。「え?」と言うばかりで答えない夫。

「食べられないなら断って!」私の勢いに、さすがに「わかった」と言ったので、夫はもう一度しっかり義母に伝えたはずです。食べ物を送るなら冷凍にして、と。それなのに、なぜ?
数日経ったらまた常温の手作り料理が段ボールいっぱいに送られてきたのです。何?嫌がらせ?

断って!って言ったのに。段ボール箱を前にげんなりしていたら、みかも困ったように「また届いたの?」と片づけを手伝ってくれました。
食材を処分する側の気持ちになってよ。こわくて食べる勇気がないけど、せっかくの料理、もったいないじゃん。すごくモヤモヤしていると、義母のほうから電話がきました。珍しいな。

少し驚いて義母からの電話に出ると、「荷物は届いたかしら?」と確認してきました。荷物が届くとすぐにこちらから電話するのに、この日はどうしたんだろうと思いながら「あ、先ほど。」と答えると、まさかの「じゃ、その料理食べないで処分してもらえるかしら?」と言ったのです。いつもなら自信満々に「食べさせてあげて」って言うのに。

驚いて「どうしたんですか?」と聞くと、「ちょっと・・・お父さんが・・・体調を崩しちゃって。」と義母は言いにくそうに答えました。お義父さんの様態を聞くと、大丈夫だけれど、まだ病院とのことでした。お義父さん「も」!?正直、そう思いました。
何度も「送るなら冷凍にして」と伝えていたにもかかわらず、「味が落ちる」と言う理由で手作りした料理を常温で送ってきていた義母。はじめは「大丈夫」と言って料理を嬉しそうに食べたタダシさんでしたが、その後激しい腹痛と吐き気に見舞われてからは、送られ続ける料理を食べることを拒否していました。そんな時、義母の方から「届いた料理は食べずに処分して」と連絡がきたのです。自分の作る料理なら元気になると自信たっぷりだった義母ですが、義父の体調不良から自分の料理に心当たりがあったようですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。