頼りにならない夫

義父が体調不良で運ばれたと聞いてから、義母から連絡がないのが心配で夫に聞いてみたところ、義父は食あたりだったことがわかりました。義母は夫に連絡をしていたのです。

「なんか、うちに送るものを父さんが食べたらしくって・・・」と困惑気味に話す夫の顔を、無言のまま意味深な顔をして見つめてしまった私は、正直タダシがしっかりと断ってくれていればと思う気持ちが強いものの、これで常温の料理が届くことは無くなると安堵していました。夫も、さすがにこれで義母も何も言えなくなると思っていたようです。

ところが義父が食あたりになって数週間経つと、また義母から健康本と作り置きおかずが常温で届いて目を疑いました。

どうして?絶望的な気持ちになりましたが、荷物が届いた報告はしなければ。電話すると、義母は「この間のはちょっと日にちが経っていたのを入れちゃって」とサラリとコワいことを言ってのけたのです。

自信満々に「今回は作り立てだから大丈夫!」と言い切るので、さすがに私からも伝えようと思いました。「最近暖かくなってきているので、冷凍してから送っていただけると助かります。」さすがにわかるでしょう?常温で食べ物を送ったらどうなるかくらい・・・。ところが義母は「冷凍?」と、驚いたような声をあげました。いや驚いたのは私の方です。

「うちの冷凍庫、いっぱいで冷凍できないのよ~。すぐ食べれば大丈夫よ。からだって、そうやって丈夫になっていくから。大丈夫よ。」と言う義母のことばを聞いて、これは嫌がらせじゃない、本当に話しが通じないのだなと悟りました。
常温で送られた手作り料理は危険だと全く理解しない義母。日にちが経ったものを送っていたことに驚きましたが、自分の夫がその料理を食べて食あたりになってもなお「大丈夫」と言い切ってしまうと、食材を処分し続けるのはもったいないので心苦しいですが、これ以上話しても無理と思ってしまいますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。