私の料理に不満がある?

義母に料理を否定され、たくさんのおかずを送られた私は、少し自信を無くしていました。夜帰って来た夫に「ねぇ・・・私の作る料理がダメって思ってるよね?お義母さん。」とボヤくと、「そうか~?」とのん気な返事の夫は「考えすぎじゃない?母さんだってゆきの心配してくれてると思うよ。」と言いました。「そうだといいんだけど・・・」と入ったものの、やっぱりモヤモヤしました。

義母には自分から言えなかったことを夫に伝えてもらおうと「お義母さんの手作りのご飯、常温で送られてくるの心配なんだけど・・・」と打ち明けましたが、「え~?大丈夫でしょ?食べる食べる」と笑ってのん気な夫です。

食卓に並んだ料理を見て「あれ?俺だけ違うの?」と気づいた夫に「さっきお義母さんからのおかず食べるって言ったから。」と伝えました。そう。私は夫に「だけ」、義母から常温で送られてきたおかずを並べたのです。

「子どもたちにはお義母さんからいただいた本を参考に作ったの。」と夫に言うと、「そっかそっか。」と納得していました。本当が半分、嘘が半分。ちょっとは本を参考に作ったけれど、子どもたちに常温で送られてきて変なニオイがした料理を食べさせたくありませんでした。
夫は「ゆきもこれで元気になるぞ~。ばあちゃんのおかげだな!」と言って、義母の手料理を「うま~」とパクパク平らげました。

その夜。寝る直前になって、元気だった夫が急にうめき声を上げ始めました。「なんかお腹痛い。気持ち悪い・・・」と言っているので、驚いて何の気なしに「大丈夫?何食べ・・・」言いかけてハッとしました。義母の料理!夫だけが食べたよね。

何度もトイレに駆け込む夫の姿を見ながら、私はひそかに「子どもたちに食べさせなくて良かった。」とホッと胸をなでおろしました。
漏れ出ていて変なニオイのする料理はさすがに食べたら危険ですよね。季節がいつであっても、手料理を常温で送るのは避けるべきですね。大丈夫と美味しく食べていたご主人ですが、さすがに義母に伝えてくれるのではないかと期待してしまいますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。