娘を捨てた私[12]私だけでも味方に。義母と父親を許せない。

「私はずっと、お母さんに捨てられたと思って生きてきたの。おばあちゃんとお父さんの言うことを信じて」リコちゃんがそう言うと、「そんな昔の事・・今さら何を言っているの?」義母が呆れたように言いました。

「どうしてパパはお母さんの味方になってあげなかったの!?」とコウイチさんを責めるリコちゃんに、「・・・」やっぱり何も言えないコウイチさん。
「どうして私は、お母さんの言う事を信じてあげなかったんだろう」自分自身を責めるように呟くリコちゃん。

「私・・母親になる自信がないよ。ちゃんとこの子を幸せにしてあげる自信がない・・。おばあちゃんも・・お父さんの事も信じられない」

「しばらく2人には会いたくない・・」リコちゃんはそう呟いて自分の部屋に入りました。
そしてスマホを取り出して、どこかに電話をかけました。

「もしもし」と声が聞こえてきて、「お母さん・・・?」そう呟きながら涙が止まらないリコちゃん。「・・・」電話の向こうで少し無言が続いた後、「リコ・・本当に、リコなの・・?」ミサキさんも涙を流しながら、そう答えたのでした。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。