娘を捨てた私[11]母親の日記を片手に義母と父に真実を問う

物置部屋で母ミサキさんの日記を読み、「私がお母さんを捨てた」という事実を知ったリコちゃんは、
「おばあちゃん・・お母さんは、私を嫌いで私を捨てたんじゃなかったんだね」と義母に言いました。
「どうしたのいきなり」と驚く義母は、「そうよ・・リコちゃんの母親は最低な人だったわ」と言い出します。

すかさずリコちゃんが、
「お母さんの日記を見つけたの。あの時・・私達、ママを追い出したんだよね」と言うと、
「何を言うの!!あの人が出て行ったのよ!!」義母が大きな声で言いました。
「でも・・私達が追い詰めたんでしょ?」リコちゃんが冷静にたずねます。

「・・あの女は、母親として相応しくなかったのよ。私はただリコちゃんの為に・・」
すると、義母の言葉を遮って、
「違うよ。おばあちゃんは自分の思い通りにしたかっただけ」
リコちゃんが冷静に義母に話します。

「お母さんがいなくても、あなたは幸せだったでしょ?私とお父さんが愛情をたっぷりかけたし、何不自由なく暮らしていたじゃないの。何を今さら」
義母が呆れたように言いました。

すると、
「リコ?何かあった?」コウイチさんがやって来て言いました。
「パパ、お母さんが出て行ったのは、私達のせいだったんだね」
真っ直ぐな目でそう話すリコちゃんに、
「・・・」コウイチさんは何も言えなくなってしまいました。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。