忘れられた約束と押し切られた好み

ある日突然義母から電話があり、リンにランドセルをプレゼントしたいと言われました。リンの好きな色を聞かれ、水色と答えた後、今度一緒に見に行きましょうと言おうとするも、義母はすぐに電話を切ってしまいました。その後、リンにも伝え、今度おばあちゃんと一緒に買いに行くことに。コウジにも伝え「了解!」をもらっていたのですが、ある日義母からの宅配便が届いて中を開くと、そこには真っ赤なランドセルが入っているのを見て呆然としました。
真っ赤なランドセルが届いて驚いた後、それに気づいたリンに、「ママ?リンが水色好きって言ってくれた?」と涙ぐみながら言われ、「伝えたよ?今度リンと一緒に見に行こうってパパにも伝えたんだけど・・」何が起きているかわからず困惑する私。

その後、「お・・お義母さん、今荷物が届いて」と電話して伝えると、「あっ!届いた?」と義母。「あの・・色が・・」と私が言うと、「そうなのよ~!お店に行ったら、やっぱり赤の方が可愛くって!」とうれしそうに話す義母。

「限定品よ~」と言う義母に、「でも・・水色って伝えてたと・・」恐る恐るそう言うと、「それは聞いたけど、赤の方が可愛かったの!リンちゃん喜んでくれるかしら~?」義母はウキウキしながら自分の贈ったプレゼントに満足そうでしたが、

「リンは水色のランドセルがいいの!赤が欲しいって言ってない!!」と泣いて怒り出し、「そ・・そうだよね・・」リンの言葉がもっとも過ぎて何も言えませんでした。

そして夜。
「ねぇ・・赤色のランドセルが届いたんだけど・・?一緒に見に行く約束してってお義母さんに伝えた・・?」コウジにそう聞くと、「あ・・忘れてた・・」とスマホを片手に答えるのでした。
義母から届いた真っ赤なランドセルにビックリするひろみさん。リンちゃんの好きな色は水色だと伝えたのにどうして?そう思いながら義母に電話をし、色が違うことを伝えようとすると、「お店で赤の方が可愛かったから。限定品よ~」と嬉しそうに言う義母。「水色がいい!赤が欲しいって言ってない!」と涙ながらに怒るリンちゃんの姿を見て、コウジさんに確認すると、「あ・・忘れてた」とスマホ片手に答えられたのでした。
ランドセルの色を義母が間違えたのかと思って伝えるも、間違いではなく、「お店でみて可愛かったから」と答える義母に困惑。義母にとってプレゼントは欲しいものでなく、あげたいものなのでしょうね。
ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ