「お料理勉強したら?そしたら食べてあげてもいいけど」どの口が言う?

ローストビーフをお土産に欲しいという義母に「今ので最後でした」と言うと、「ママったらお土産あげたくないみたい。こんな意地悪な大人になっちゃダメよ~」と文句を言い出し、怒りがこみ上げた夫が「我慢して聞いてれば、何吹き込んでるの」と言い返すと、「本当のことを言ってるだけ」という義母にとうとう夫の怒りがMAXに!「絶対、母さんは誕生日会に呼ばない!」と宣言すると「ひどい!パパなんて嫌いって言って!いやね本当に」と文句を言い続ける義母に、
「いい加減にしろよ!今日はユイトの誕生日なのに」怒って言い返す夫を制して、「お義母さん、ローストビーフはもう無いんですが、お取り寄せしたものと、私の作った唐揚げでよければ・・」と提案すると、

「あっ、唐揚げはいらない。キョウコさんの作ったものはいらないから」と笑顔で言う義母に、「・・わかりました」と苛立ちながら答える私。

そして、「じゃ、帰るわ」とやっと帰ると言った義母に、「これどうぞ」と紙袋を渡すと、「あら、ありがと。ユイトくんまたね~」そう言って帰って行きました。やれやれ。

そして翌日。
「レストランのお取り寄せ、どれも美味しかったわ~」とご機嫌な義母から電話が。「キョウコさんもお料理勉強したら?そしたら食べてあげてもいいけど?」浮かれながらそう言う義母に、「そうですね・・頑張ります」と答えた私。

実は・・昨日食べた料理も、持ち帰った料理も、ぜーんぶ私が作ったものですよ、お義母さん。美味しいって言ってくれてありがとうございました。
「美味しい」という義母の言葉のおかげで、ちょっぴり気が晴れました。ふふふ。
「もう絶対誕生日会に呼ばない!」とご主人に言われても文句を言い続ける義母に、「いい加減にしろよ!今日はユイトの誕生日なのに!」ご主人が言い返すを制して、「お取り寄せしたものと、私の作った唐揚げでよければ・・」とキョウコさんが提案。すると、「唐揚げはいらない。キョウコさんの作ったものはいらないから」と嫌味たっぷりに言う義母。帰り際に料理を入れた紙袋を渡すと、満足そうに帰って行った義母から、翌日「レストランのお取り寄せ、どれも美味しかったわ~」と電話が。「キョウコさんもお料理勉強したら?そしたら食べてあげてもいいけど?」と言われ、「そうですね・・頑張ります・・」と答えたキョウコさん。でも実は、義母が持ち帰った料理はすべてキョウコさんが作ったもの!「美味しいって言ってくれてありがとうございます」不敵な笑みを浮かべながら、義母にお礼を言うキョウコさんでした。
キョウコさんの作った料理を、美味しい美味しいと食べた義母。キョウコさんの完全勝利ですね!
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マッマ
2歳差の兄妹を育てています。