一難去ってまた一難?

今思えば、義母は初対面のときからヤバそうな雰囲気を漂わせていた気がします。遠慮も礼儀もない義母から、ヒロムのようないい人が育ったのは本当に奇跡。義母に感謝できることがあるとすれば、ヒロムを生んでくれたこと、ただそれだけです。
それから数日後のこと。お風呂から上がってヒナの髪を拭いていると、ヒロムが「レイ姉から電話だよ~」とスマホを持ってきてくれました。でも、ヒナをお風呂から上げたばかりなので、早く髪を乾かしてあげないと風邪を引いてしまうかもしれません。私は後でかけ直そうと思い、ヒロムに「今は無理かも」と伝えました。

するとヒロムが、「僕、出ちゃっていい?」と言ってくれました。急ぎの用だったら申し訳ないので、代わりに出てもらえるとありがたい。私は「うん、お願い!」と返事をしました。

ヒロムが「もしもし」と応答しようとしたそのとき、それを遮るようにレイさんの声が電話口から聞こえてきました。「アキさん?この前のお母さんへの態度、少し悪かったんじゃない?家に行ったのにお茶も出てこないし、ショウの絵本も貸してくれなかったとか?」

「お母さんはさ、アキさんと仲良くしたいのに悲しかったって話してて・・・もう少し気を使ってもらえるかしら?」あまりの勢いに、ヒロムは言い返すこともできず唖然としています。すると、レイさんはさらに「あと、合鍵くらいいいじゃない?」と続けました。

「何がダメなの?家族よ?お母さんよ?あなたのせいでヒロムとお母さんの仲が悪くなるのよ?分かってる?」レイさんは私を責めるようにそうまくし立てました。しかし、電話の相手は私ではなくヒロムです。「・・・もしもし?僕だけど?」ようやくヒロムがそう応答すると、レイさんは「え!?」と目を丸くしました。
アキさんの態度が気に入らなかった義母は、娘のレイさんに告げ口をしたようですね。レイさんの口調からは、アキさんが普段から強い口調で責められていたことがうかがえます。レイさんは、義母の性格をしっかり受け継いでいるようですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
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