同じ年で同じキャラ好き。親友になれそうな二人の共通点

結婚を考えている人がいる、とハルキに言われ、「あの子は嫌なんだけど・・」とハルキの部屋で偶然会ったセリナのことを良く思えなかった私。両家顔合わせの当日、高級レストランを予約したハルキの隣には、セリナではなく本庄サクラコと言う美しい女性。同じ職場の先輩だと紹介されたサクラコさんは私と同じ年。「キレイな人だけど、ハルキにはもったいない気がする・・」と思い、ハルキをじっと見ていると、視線に気づいたハルキがフイッと他所を向き、何とも言えない気持ちになりました。
その夜のこと。
携帯がなり見るとハルキから。電話に出ると「あ、姉ちゃん?今日はありがとう」と言われ、「・・ありがとう、じゃないでしょ。どういうことよ?」と聞くと、

「悪い悪い・・あ、セリナのことは親にもサクラコにも言うなよ。俺の将来にも関わるからな。ハハッ」とハルキに言われ、「言えるわけないでしょ。そもそも、セリナって人はなんなの?」と言い返すと、「いや、友達と飲んでたら向こうから声かけてきて・・流れで」そう話すハルキに、

「弟の下半身事情、1ミリも興味ないから。それより、サクラコさんに顔向けできないような真似、すぐやめなよ」ハルキにそう言うと、「わかってるって!じゃな!」そう言ってすぐに電話を切られてしまい、「コイツ・・本当にわかってるのか・・??」と呆れてしまいました。

それから数か月が経った頃。
「あれ、カホさん?その雑誌もしかして?」「え?サクラコさんも?」と本屋さんでサクラコさんとバッタリ!なんと持っている本も一緒でさらにビックリしていると、「私もこのキャラ大好きなんです。ほらハンカチ」と持っていたハンカチを差し出され、思わず「わ!私も同じの持ってます!うれしー」と声を上げてしまいました。

その後、意気投合して話し込んだ後家に帰った私。「すっかり話し込んじゃった・・サクラコ・・やっぱりいい人だな」と思いながら、「う~ん・・セリナのこと言った方がいいのかな・・どうしよう」と考え込んでしまいました。
両家顔合わせで、ハルキさんの部屋で偶然会ったセリナと言う女性ではなく、職場の先輩だというサクラコさんを紹介され驚くカホさん。顔合わせの夜、ハルキさんからの電話で「セリナのことは言うなよ」と口止めされ複雑な心境に。ハルキさんに注意するも、「わかってるって。じゃな!」と電話を切られ不安に。それから数か月後、偶然本屋さんでサクラコさんとバッタリ!なんと同じキャラが好きなことがわかって意気投合し、すっかり話し込んで帰宅した時、「サクラコ・・やっぱりいい人だな。う~ん・・セリナのこと言った方がいいのかな・・どうしよう」と考え込んでしまったのでした。
同じ年のサクラコさんと好きなキャラも同じ!共通点が見つかるほど、黙っているのが心苦しくなりますよね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。