[4]二股クズ弟|「我が弟ながら最低な奴」恋愛と結婚は別と見事に切り分ける弟に呆れる

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前回のお話

母親が作った料理と手編みのブランケットを弟ハルキさんに届けるように言われて、渋々ながらハルキさんがひとり暮らしをしているマンションへ行ったカホさん。弟不在の部屋へ入ったところ、インターホンが鳴って派手な若い女性が入ってきました。ハルキさんの彼女だというその女性はセリナさん。カホさんを「他の女性」と勘違いしたセリナさんは、手編みブランケットや料理を見つけると敵対心むき出しで悪態をついてきました。そこへ帰宅したハルキさんからカホさんがお姉さんだと知らされると、そそくさと退散してしまいました。これまでのハルキさんの彼女とあまりにもタイプが違うセリナさんにカホさんは唖然。後日、ハルキさんの婚約が知らされてげんなりしていました。

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整い過ぎた結婚相手の登場になんだか違和感

ハルキの家でセリナという子と突然出会い、それまでは「あんた誰?」と強気な口ぶりだったにもかかわらず、私が姉だとわかった途端に態度を変え、そそくさと帰って行った様子を思うと、後日ハルキから結婚を考えている人がいると言われ、「あの子?ちょっと嫌なんだけど・・」と思っていたのですが、両家顔合わせの当日、私の前にあらわれたのは・・

「はじめまして。本庄サクラコと申します」そう挨拶した女性は、あの時のセリナという子じゃない!「あっ初めまして。ハルキの父です」「ハルキの母です。まぁ、こんな素敵なお嬢さんが・・」お父さんとお母さんが挨拶した後、「は、はじめまして・・」と挨拶したものの、「だ、誰?」と心の中で思っていた私。

すると、「サクラコさんは、職場の先輩なんだ」とハルキが紹介。「それはいつもハルキがお世話になってます」お父さんが挨拶している時に、「同じ職場・・」と想像。

私はようやくわかりました。ハルキがセリナの存在を濁していた理由。「じゃあ、この前会ったセリナはハルキの浮気相手ってことか・・我が弟ながら最低な奴・・」と呆れていると、

「カホさんは私と同い年なんですね。仲良くしてくださいね」そう言ってグラスを手向けた後、「SNS交換しませんか?」そう言われ「あ、はい、ぜひ」と答えながら、

「すっごいキレイな人だな・・セリナじゃなくてよかったけど・・ハルキにはもったいない気がする・・」そう思いながらハルキをじっと見ていると、フイッと視線を外され、何とも言えない気持ちになったのでした。

結婚を考えている人がいる、とハルキさんが言い、「あの子は嫌なんだけど・・」とセリナさんのことを良く思っていなかったカホさん。両家顔合わせの当日、高級レストランを予約したハルキさんの前にあらわれたのは、セリナさんではなく本庄サクラコと言う美しい女性。同じ職場の先輩と紹介されたサクラコさんはカホさんと同じ年。「キレイな人だけど、ハルキにはもったいない気がする・・」と思いながらハルキさんをじっと見ていると、視線に気づいたハルキさんがフイッと他所を向き、カホさんは何とも言えない気持ちになりました。

ハルキさんが結婚を考えている人はセリナさんではありませんでしたが、嫌な予感は払拭できませんね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。

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