3人は意気投合するも姉として弟にケジメをつけさせる。

ハルキに幻滅したのは、浮気だけが原因じゃないと、セリナに対する態度を見て結婚しなくてよかったと思ったと言ったサクラコ。何も言えなくなったハルキをそのままに、帰ろうとしたサクラコが、突然振り返って「一緒に来る?」とセリナに声をかけました。泣きながら立ち上がり一緒に帰ると言ったセリナは帰りのタクシーの中では涙ながらに謝り出す始末。私は「2人により嫌な思いをさせちゃって・・」と申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
タクシーの中で謝り出す私たち。すると、「は~、こうなったら3人でとことん話そう!ねっ、今日は私がおごるから!!」サクラコがそう言い、

そして3人でお店へ。
「いい後輩が入ってきたと思ったんだよね、ハルキのこと」すっかり良い気分になったサクラコが話し始めました。
「頼ってくる感じも可愛くて・・私、あんまりれないしてこなかったから・・。あー、私、ほんっと恋愛向いてないわ。セリナさんはどうやって知り合ったの?」サクラコがセリナにたずねると、

「私は・・友達と飲んでるお店でハルキに会って・・でも、全然私のこと本気じゃなかったです・・ハルキ」そう言って、静かに涙を流すセリナの頭をサクラコが撫でて慰めるのを、静かに見守っていた私。

そして朝、ソファで寝ているとメッセージが。
3人で作ったチャットグループに、「サクラコ:昨日は2人共ありがとうねー!またご飯いこ」「セリナ:ありがとうございました!!マジで楽しかったです」と2人からのメッセージを見て、「まさか、サクラコとセリナと話すことになるなんて、すごい展開だったな・・楽しかったけど・・ハルキ、本当にアホだな」そう呟きながら返信することに。

そしてハルキに電話をかけると、
「・・んだよ、ねーちゃん」と不機嫌そうな声。「ハルキ。あんた、今日家に来な」私のこと場に「は?なんで」と言い換えすハルキに、「お父さんたちに、サクラコとのこと話すから」とキッパリ告げたのでした。
ハルキさんの家を出たサクラコさんとセリナさんとカホさん。タクシーの中で謝ってばかりの二人に、「こうなったら3人でとことん話そう!」サクラコさんが提案してご飯に。ハルキさんとの馴れ初めを話すサクラコさんとセリナさんの、お互い慰め合う姿をカホさんは静かに見守っていました。
翌朝、2人からのメッセージで目覚めたカホさんは、ハルキさんに電話をかけ、「お父さんたちにサクラコとのこと話すから家に来な」と伝えたのでした。
サクラコさんとセリナさん、それぞれが抱いていたハルキさんへの想い。それを知ったカホさんはますます申し訳ない気持ちでいっぱいになりそうですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。