いちまさんはやっぱり見てる[4]義母がケガ。いつも義母に叱られていた嫁が取った行動

玄関を開けると、「ちょっと園田さん・・・そこに山本ケイコさんって人いる?」と慌てた様子のご近所さんに尋ねられ「え・・・えぇ」と戸惑っていると、声が聞こえたようで奥からケイコさんが「あの、山本ケイコは私ですけど・・・」と出て来ました。

「アンタんとこのお婆ちゃん、階段から落ちちゃったって・・・!!」ご近所さんからそう聞くや否や、「えぇっ!?」と驚きながらケイコさんはダッと外へ飛び出していきました。ケイコさんのあまりの早さに驚く私。

「やっと追いついた・・・」息を切らしながら少し遅れてケイコさんの自宅へ行くと、「ちょっ・・・ケイコちゃん」と戸惑う義母を抱えてケイコさんが家から出てくるところでした。私たちに気付くと「園田さん!」と慌てた様子で声をかけて来たケイコさん。

「この近くの病院どこに行けばいいですか!?」とケイコさんに聞かれ、「あ・・・外科なら〇〇病院・・・かな。この時間なら空いてるはず」と伝えました。

「歩けるからおろしていいのよ、ケイコちゃん・・・」と遠慮する義母に「ダメですよ!何かあるといけないから!!」と言って義母を抱きかかえたままケイコさんは病院へ向かって走り出しました。

少し遅れて病院へ着いた私たち。「山本さん・・・大丈夫?」と声をかけると「あ、みなさん来てくれたんですね。お義母さん今診療室です」と心配そうな表情でケイコさんが答えました。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:左近寺しゅうり
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