[7]うちの市松人形が見てる|息子の悪さより人形の価値に興味津々のご近所さん。その後人形は姿を消した。

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前回のお話

マキさんの実家、園田家には代々娘に引き継がれている市松人形が大切に床の間に飾ってあり、家族から「いちまさん」と呼ばれていました。ある日風邪をひいて寝込んでいたマキさんの頭上に突然いちまさんが現れ、その翌朝には熱も下がってすっかり元気になったマキさんはいちまさんに感謝。その後、小学生になったマキさんの家に遊びに来て仲良くなったミチコちゃんとはその後も長く友達に。高校生になったマキさんの彼は、いちまさんに暴言を吐いて。自転車で転んた上に原因不明の病気に。いちまさんに優しく声をかけたご主人とは、とんとん拍子に結婚の話が進み、悪縁を払ってくれるいちまさんにマキさんは感謝。その後生まれた娘のユカちゃんはいちまさんが大好き!3歳になっても大好きなまま遊んでいた際、マキさんが少し留守にした途端行方不明に!慌てて探すと部屋で眠っていたユカちゃんのそばにはいちまさんが!寝ぼけながら「いちまちゃんとお話ししてた」と話すユカちゃんは、マキさんが第二子ソウスケ君を出産したことによりお姉さんに、ソウスケくんのお披露目会にやって来たママ達の中に知らない顔があったものの、ユカちゃんと同じ組だと知り挨拶するマキさん。その後、子ども達が床の間で遊んでいた際、突然大きな音が響き渡りました。

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「母方の祖母から受け継いだ古いだけの人形」に興味津々なママ友

第二子ソウスケが生まれ、弟ができてお姉さんになったユカ。ソウスケのお披露目会をすることになり、出席者に知らない顔があって戸惑っていると、スズカちゃんのママ渡辺さんと、キラくんのママ山本さんだとミチコが教えてくれました。その後、子ども達が床の間で遊んでいる時に大きな音が聞こえ、子ども達は驚いていました。

そして、「ママー、いちまちゃんが!」驚きながらそう言うユカと、「や・・やべー」と呟くキラくん。

「キラくんが投げたお手玉がいちまちゃんに当たっちゃって・・」スズカちゃんがそう言うと、「お・・オレ知らねーし!」そう言ってそっぽを向くキラくん。ユカは心配そうに「いちまちゃん、大丈夫?」と話しかけていました。

そして、「大丈夫。ちょっと着物と紙が乱れただけだから」そう言いながらも、「このくらいなら問題ない・・よね」そう言って静かに呟くのでした。

すると、「いちまさんになにかあると大変もんねぇ」とミチコが言い、「なにか歴史あるお人形なんですか?」スズカちゃんの言葉を聞いていた山本さんが「なに?これ高い人形なの?」そう言って目を輝かせて言いました。

「いやいや母方の祖母から受け継いだ古いだけの人形ですよ~」私がそう答えると、「・・ふーん」と何やら怪しげな目をする山本さん。

そして、お披露目会終了後に事件が起きました。
「ごめんね。片付け手伝ってもらっちゃって」私がそう言うと、「お疲れー。大変だったねぇ」ミチコが労わってくれた時、「ママー!大変!!」そう言って走ってくる音が!「ん?」と思っていると、

「いちまちゃんが・・いちまちゃんがいないの!!」そうユカに言われて、私とミチコは心底驚きました。

ガシャーン!!と大きな音がして、嫌な予感がしたユカちゃんとマキさん。畳の部屋で横たわるいちまさんの姿を見て永遠。どうやらキラくんが投げたお手玉が当たってしまった模様。慌てて着物を整えていたところ、「なに?これ高い人形なの?」とたずねた山本さんが何やら考え込んでいるようでした。その後、お披露目会終了後、「いちまちゃんがいないの!!」突然の出来事に動揺するユカちゃん。
いちまちゃんは、一体どこへ行ってしまったのでしょうか?とっても気になりますね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:左近寺しゅうり
暴れん坊男児2人に振り回されるサラリーマンパパ

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