前回の話
義父の提案とは、「タク男に稼ぎはないからすぐに慰謝料は払えないけど、ようこさんが大変な時いつでも私達夫婦が子ども達を預かります」というものでした。その後タク男さんから謝罪されたものの、ようこさんの心の中には「憎い！苦しい！許せない！」という気持ちが渦巻いて・・。でも、一番優先すべきなのは子ども達の心だ、と気づき、ある決心をしたのでした・・。
［９］私の夫は父親失格～離婚届を勝手に提出された話～
ようこさんのした決心、それは・・
この先、何があっても「夫が憎い」というこの気持ちは、
絶対に子ども達に悟られないようにしよう
ということと、
「離婚」という結果になったとしたら・・
子ども達が成人になるまでは、この事実を隠し通そう
という二つのことでした。そして、
とにかく今は・・
「家族を捨てて、勝手に離婚だなんて絶対に受け入れられない」
と、今の気持ちをタク男さんに伝えたようこさん、、すると
「わかった～、じゃあ向こうとも話してみる～ちょっと時間頂戴ー」
とお気楽なタク男さん・・
「落ち着いて話さないと、すぐに感情的になっちゃうからさー。まいったまいったー」
相変わらずなタク男さんに、
「わかった。必ず説得させてね」
ようこさんは伝えたのでした。
そして、
「ようこさん、困ったことがあったら、いつでも連絡して来てね」
と義父に言われたようこさんは、
妹に電話しよう。
子どもたちが待ってる。
と思うのでした・・
続きます。
岡田ももえ
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ようこさんが健くんと美紀ちゃんを思って決めた二つのこと、そのほんの少しでも家族を思う気持ちがタク男さんにあったなら・・と思えてなりません・・。
［ママ広場編集部］
